キドプレスアーティスト
ウィスット ポンニミット、鴻池朋子、三沢厚彦、束芋
この度ギャラリーキドプレスでは併設する工房で制作したオリジナル版画作品を展示いたします。
作家とともに、作家の希望する制作コンセプト、表現方法にできるだけ沿いながら、銅版、リトグラフの技法の中から形式にとらわれない表現方法を提案し、作家たちの予期せぬ新しい発見が見つかるよう制作を続けています。今回の展示では立体や平面と大きく表現の違う作家の作品も版画技法を媒体とすることで作家の本質的なコンセプトが凝縮するという共通性が生まれ、新たな新鮮な形を生み出してます。
ウィスット ポンミニットさんの楽しいマムアンちゃんの世界をよりカラフルに制作したリトグラフ作品、影絵灯篭作品のモチーフから展開した鴻池朋子さんのコラグラフ版画作品、朝日新聞朝刊連載小説『国宝』(吉田修一著)の挿絵から、作品を再構築した束芋さんの版画作品、
彫刻家、三沢厚彦さんの自由でリズミカルなドライポイント作品を展示いたします。
パンデミックと言われる現在、アートの表現活動は制限を余儀なくされています。それでも作家の制作への思いや工房での作品制作は変わらず存在しています。その痕跡を微力ながらも是非皆様にお届けしたいと考えています。