終了した展覧会・イベントです

「壮観 ! ナゴヤ・モザイク壁画時代」

INAXライブミュージアム
終了しました
ひとつの壁を覆いつくすほどの大画面。近づけば、タイルやガラス、石の小さなパーツが無数に並ぶモザイク壁画です。点描画のように彩られた建築装飾は、たとえそれが大胆な構図であっても、時間とともに不思議と日常の風景に溶け込んでいます。

高度経済成長期、名古屋とその周辺ではさまざまなモザイク壁画による装飾文化が華ひらきました。その背景には、無機質な鉄筋コンクリート造の新しい建物を装飾する需要が全国的に増えたことに加え、この地域には、常滑や瀬戸、多治見など日本有数のやきものの産地や、岐阜には大理石を扱う矢橋大理石商店(現・矢橋大理石)があったことも関係しています。建築家・村野藤吾が手がけた旧丸栄百貨店本館外壁、画家・矢橋六郎による愛知県庁西庁舎ロビー、画家・北川民次による建築と一体となった瀬戸市立図書館の壁画――これらはそうした時代の中でつくられてきました。半世紀もの時を経て建替えなどにより失われたものも少なくありませんが、その輝きは今もなお色褪せることはありません。

本展では、1950年代後半から70年代にかけて、ナゴヤのモザイク壁画黄金期につくられた珠玉の17事例を撮り下ろした写真のほか、中部日本ビルディング(旧中日ビル)の天井画(部分)、そして当館が収蔵しこの度初披露となる旧ホテルナゴヤキャッスルや、旧カゴメビルのロビーの壁画(いずれも部分)などを、実資料とともに紹介します。どれも素材の表情、巧みな色使い、密度の高い手仕事に目を見張ることでしょう。

この街の魅力のひとつである、豊かなモザイク壁画の世界を、土とやきものの歴史や文化を伝えるINAXライブミュージアムでぜひご堪能ください。

会場: 土・どろんこ館

[関連イベント]
トークイベント 「ナゴヤのモザイク壁画めぐり 見つけて見つめて魅力再発見」
開催日時: 2022年1月29日(土)17:00-18:15
講師: 森上千穂(モザイク愛好家)
参加費: 1200円(税込)*入館チケットおよび展覧会関連冊子付き
定員: 20名*応募多数の場合は抽選
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2021年11月6日(土)〜2022年3月22日(火)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
水曜日
水曜日が祝日の場合は開館
年末年始休館
備考
12月27日から2022年1月5日は休館
入場料一般 700円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 250円
展覧会URLhttps://livingculture.lixil.com/topics/ilm/clayworks/exhibition/nagoyamosaic/
会場INAXライブミュージアム
https://livingculture.lixil.com/ilm/
住所〒479-8586 愛知県常滑市奥栄町1-130
アクセス名鉄常滑線・空港線常滑駅より知多バス(知多半田駅行き)「INAXライブミュージアム前」下車徒歩2分
電話番号0569-34-8282
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません