佐々木岳人「漆芸展 - 暁に光る - 」

日本橋髙島屋 6F / 美術画廊

終了しました

アーティスト

佐々木岳人

このたび、日本橋高島屋では初となる佐々木岳人氏の個展を開催いたします。

佐々木氏は1983年、秋田県に生まれ、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻漆芸科を修了いたしました。変わり塗りの技法による作品を得意とし、一見すると、まるでファスナー付きの革製品のような、しかし実際は乾漆で造形された作品で注目を集める漆芸作家です。

「革製品は生命の抜け殻に思えることがあるが、漆もまた漆の樹の血液。本来、漆の樹が自身の体についた傷を塞ぐための樹液と革には重なる部分があると感じる」と語る佐々木氏。漆という素材と向き合いながら、精緻な技法を磨き、一層作域を拡げています。

今展では、最も得意とする蓋物を中心に、皿や酒器などの新作を一堂に展観いたします。加えて、新作となる武器をモチーフとした平面作品も発表いたします。刀や銃などを道具に見立て、その機能美やフォルム、そこに宿る精神性などに着目し、平面と融合させた作品で作家の新たな境地を表現いたします。

スケジュール

2021年3月24日(水)〜2021年3月30日(火)