elephant STUDIO2021年7月25日(日)~8月3日(火)の期間中、アートプロジェクトプロデュース集団「WATOWA GALLERY(ワトワギャラリー)」のプロデュースにより、ニューヨークを拠点として国際的に活動するアーティスト、ギル久野のソロエキシビジョン「UNSOUND ∞ UNBOUND」を、渋谷区渋谷二丁目のオルタナティブスペース「elephant STUDIO」にて開催いたします。
ギル久野は、“世の中のカオスを表現し、現実認識を打ちのめすアーティスト”として、映像、写真、版画など、幅広い表現で作品を作り出しています。本展では、“未来の掛け軸”をイメージして制作された、1960年代にバスや空港で掲示板として使用されたアナログなメカニカルディスプレイ技術によって滝が映し出される「Waterfall」シリーズをはじめ、新作9点を含む約15点が2フロアにわたって展示されます。2F会場では、ピンポン台を楽器として生まれ変わらせたインスタレーション「Pingphony」を日本初公開。ピンポンをプレイする音声をコンピュータ処理することで毎回異なる楽曲が奏でられる、過去にはポーランドでオノ・ヨーコやジョン・ケイジなどと並んで展示された注目の作品を、実際に体験することができます。
世の中の一元性/二元性やカオスが表現されるギル久野の作品群は、一見日常的に見慣れないものでも、じっくりと鑑賞していると、私たちをとりまく有機的な現象を想起させます。現実認識を打ちのめす、「UNSOUND ∞ UNBOUND」にご期待ください。