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「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」

国立新美術館
終了しました

アーティスト

李禹煥
国立新美術館開館15周年を記念して、日本の「もの派」を代表する作家として、国際的にも大きな注目を集めてきた現代美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の大規模な回顧展を開催します。

韓国の慶尚南道に生まれ、ソウル大学入学後の1956年に来日した李は、その後、東京の日本大学で哲学を学び、東洋と西洋のさまざまな思想や文学を貪欲に吸収しました。そして、1960年代から現代美術に関心を深め、60年代後半に入って本格的に制作を開始しました。

視覚の不確かさを乗り越えようとした李は、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる動向を牽引しました。また、すべては相互関係のもとにあるという世界観を、視覚芸術だけでなく、著述においても展開しました。1969年に美術出版社芸術評論賞で入賞した「事物から存在へ」などに示された深い思考は、「もの派」の理論的支柱にもなりました。

李の作品は、芸術をイメージや主題、意味の世界から解放し、ものともの、ものと人との関係を問いかけます。それは、世界のすべてが共時的に存在し、相互に関連しあっていることの証なのです。奇しくも私たちは、新型コロナウィルスの脅威に晒され、人間中心主義の世界観に変更を迫られています。李の思想と実践は、未曾有の危機を脱するための啓示に満ちた導きでもあります。

近年の李は、ますます国際的に活躍し、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、アメリカ合衆国、2011年)やポンピドゥー・センター・メッス(メッス、フランス、2019年)など、世界の名だたる美術館で個展を開催してきました。一方、国内では、2010年に香川県直島町に建築家、安藤忠雄の設計で李禹煥美術館が開館しましたが、国内の美術館の大規模な個展としては、2005年の横浜美術館での「李禹煥 余白の芸術」展が最後となります。

こうした状況を受けた本展覧会は、東京では初めてとなる大規模な回顧展として開催されます。「もの派」にいたる前の視覚の問題を問う初期作品から、彫刻の概念を変えた「関係項」シリーズ、そして、静謐なリズムを奏でる精神性の高い絵画など、代表作が一堂に会します。また、李の創造の軌跡をたどる過去の作品とともに、新たな境地を示す新作も出品される予定です。

スケジュール

2022年8月10日(水)〜2022年11月7日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 1700円、大学生 1200円、高校生 800円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.nact.jp/exhibition_special/2022/leeufan/
会場国立新美術館
http://www.nact.jp
住所〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅6番出口より直結、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩4分
電話番号03-5777-8600
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