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[画像: Aging (2012) © Hiromi Tsuchida]

「『Aging』刊行記念 - 土田ヒロミのパースペクティブ展 - 」

ふげん社
終了しました

アーティスト

土田ヒロミ
このたび2022年6月23日(木)から7月17日(日)まで、写真集『Aging』刊行記念「土田ヒロミのパースペクティブ展」をコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催いたします。ふげん社では2020年2月に目黒移転後の柿落とし展を開催して以来、2回目の開催です。
土田ヒロミは、1939年福井県生まれの写真家です。『自閉空間』(1971 年太陽賞受賞)のデビュー以来、批評のまなざしと好奇心を持って、カメラを通して時代を写してきたドキュメンタリストです。2008年には「土田ヒロミのニッポン」(東京都写真美術館)で土門拳賞を受賞しています。
このたびふげん社から出版される「Aging」という作品は、土田が老化を自覚した1986年7月から撮影を始めた日々のセルフポートレートで、現在まで取り組んでいるシリーズです。老化という人の目では捉えられない緩慢な変化を写真によって可視化する試みです。1986年から2021年までの36年間分が、菊地敦己氏のブックデザインにより300部限定のマルチプルエディション写真集に纏まりました。
『Aging』の刊行を記念した本展では、「Aging」を主軸に置きつつ、キャリアの出発点から現在までのマスターピースである、「俗神」(1969-1976)「砂を数える」(1975-1990)、「Party」(1978-1990)、「新・砂を数える」(1996-2002)、「まつり(続・俗神)」(1985-2007)、「フクシマ」(2011-)を数点ずつ展示いたします。
日本人の群れをテーマにした「砂を数える」「新・砂を数える」や、被爆地を定点観測した「ヒロシマ・モニュメント」、福島の避難区域を定点観測した「フクシマ」など、土田の作品は、一つのプロジェクトに長い時間をかけて醸成させていく作風で知られ、常に複数のプロジェクトを同時進行しています。
常に自分が生きる現在に問いを投げかけながら、巨視的な目線でコンセプトを明確に打ち立て、過去や未来をも写し込む作品を生み出してきた土田ヒロミの作家性に敬意を評し、パースペクティブ【perspective】=視座、眺望、全体像、見通す力、という複数の意味をあわせ持つタイトルを冠しました。
会期中には、写真家の鷹野隆大氏、デザイナーの菊地敦己氏をゲストにお迎えし、ギャラリートークを開催いたします。
土田が32歳でフリーランスの写真家として歩み始めてから、今年で50年の節目となります。

[関連イベント]
ギャラリートーク
・「毎日、写真を撮ること」
日時: 7月3日(日) 14:00〜
登壇者: 土田ヒロミ、鷹野隆大(写真家)
・「写真集『Aging』ができるまで」
日時: 7月10日(日)14:00〜
登壇者: 土田ヒロミ、菊地敦己(デザイナー)
※ 詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年6月23日(木)〜2022年7月17日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
土曜日・日曜日は18:00まで
休館日
月曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://fugensha.jp/events/220623tsuchida/
会場ふげん社
https://fugensha.jp/
住所〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12
アクセス東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線・JR山手線目黒駅西口より徒歩17分、JR山手線目黒駅西口より東急バス「元競馬場前」下車徒歩1分
電話番号03-6264-3665
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