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「利形の守破離 -利休形の創造と継承-」

樂美術館
終了しました
「利形の守破離」、「利形」とは千利休の美意識を基にした様式美、茶の湯の工芸のみならず、一般の工芸の基礎にもなるものです。それらは「利休形」とよばれ、棗、茶杓、風炉、釜、など、今日の茶道具のスタンダードとして親しまれてきました。特に茶の湯茶碗に於いて、樂家初代・長次郎の樂茶碗は「利休形」の典型とされ、茶碗の原点とも言うことができましょう。しかし、確立された「形」は守り、継承するだけでよいのでしょうか……。

利休が提唱したとされる考え方に「守破離」という言葉があります。それは、伝統の継承と創造に関わる「奥義」とも言うべきもの……。
「守」とは、伝統を守り継承する精神。「破」とは、伝統様式を打破し新たな創造への挑戦。「離」とは、「守・破」二様の葛藤や拘りを捨て、より自由な創造精神に至る道です。
「伝統とは決して踏襲ではなく、時代の中に新たに生き続ける創造精神です」十四代覚入の残したこの言葉は、樂歴代の創作への心意気を端的に表すものです。
本展はそうした視点を元に、長次郎以後、樂歴代が時代の中で果たした創造的な作陶世界に焦点を当てます。まさに「古きにまなび、新しきを知る」きっと新たな発見に出会えることでしょう。

スケジュール

2022年8月27日(土)〜2022年12月25日(日)

開館情報

時間
10:0016:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替え期間・年末年始休館
入場料一般 1100円、大学生 900円、高校生 500円、中学生以下 無料、障害者手帳提示 500円
会場樂美術館
https://www.raku-yaki.or.jp
住所〒602-0923 京都府京都市上京区油橋詰町84
アクセス地下鉄烏丸線今出川駅6番出口より徒歩11分
電話番号075-414-0304
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