原爆の図 丸木美術館蔦谷楽はニューヨークを拠点とし、核の歴史的悲劇をテーマとして日米両国でのリサーチやインタビュー、またアーカイブの研究を通して、制作活動を続けてきた。核問題は日本で語られる物語とアメリカのそれでは大きく違うところもあれば、共通点もある。蔦谷はその両方に目を向け耳を傾け、国境を超えて共有されるべき物語を美術作品として構築しようと模索する。多様な社会的役割をもった核被害者や関係者たちを深く観察し、既存の意味や理解を超えようとする—それは、繰り返し語られてきた歴史物語を戦後77年経った時代にもう一度語る上で、在米日本人アーティストとしての蔦谷個人としての挑戦でもある。戦争を知らない世代が戦争を自分たちの問題として抱えるための新しい物語、それが蔦谷の作品の根幹となっている。
原爆の図丸木美術館での「ワープドライブ」は、蔦谷の日本初個展、アメリカで活動してきた作家のホームカミングである。メインの展示スペースでは、2種類のバラック—第二次世界大戦時にアメリカで建設された日系人強制収容所のバラックと戦後の広島長崎に建てられたバラック—というモチーフが接合した構造物に蔦谷の映像作品が組み込まれ、また小スペースでは平面作品が一堂に展示となる。
[関連イベント]
1. オープニングトーク
日時: 7月23日(土)14:00〜
登壇者: 蔦谷楽、岡村幸宣
2. ZOOMトーク
日時: 9月27日(火)10:00
登壇者: 蔦谷楽、手塚美和子
※詳細は公式ホームページよりご確認ください。
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