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「雲をつかむ : 原美術館 / 原六郎コレクション」

原美術館 ARC
終了しました割引あり

アーティスト

杉本博司、須田悦弘、ピエール・スーラージュ、辰野登恵子、野村仁、ナム・ジュン・パイク、藤本由紀夫、宮脇愛子、森村泰昌、エドワード・ルシェ、ジャン=ピエール・レイノー、榎倉康二、大野智史、加藤泉、白髪一雄、中村一美、ジョナサン・ボロフスキー、横尾忠則、吉田克朗、李禹煥、アニッシュ・カプーア、草間彌生、宮島達男、奈良美智、束芋
今春より原美術館ARCでは、「雲をつかむ : 原美術館 / 原六郎コレクション」展を開催いたします。昨年の「虹をかける」に続き、今年も作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を当館の豊かな自然環境に求め、「雲をつかむ」と題し、「原美術館コレクション」(現代美術)と「原六郎コレクション」(東洋古美術)を春夏季と秋冬季の2期に分けて展観いたします。

「雲をつかむ」という言葉は、「雲をつかむような話」といったように、漠然としてとらえどころのない様や、現実味のないことを意味し、少々ネガティブな印象を与えます。しかし、一般的な意味・解釈から解放すれば、非現実的と思われることにあえて挑戦する姿勢や、混沌とした状況や不透明な事象から、真実らしきものや本質とみなし得るものをとらえようとする意志を表すポジティヴな言葉とみなすこともできます。

そのような「雲をつかむ」という言葉を基に現代美術ギャラリーA、B、Cに展示される作品の多くは、作家が自己や美術や社会の本質をつかもうと独自の理論・手法を編み出して制作した作品や、現実の再現ではなく概念を作品化したもの、具体的な像を結ばない抽象絵画や立体、不可解な光景が連なる多義的な写真作品など。一方、特別展示室・観海庵では、雲を描くことで場面を転換したり時の流れを表したりする日本近世絵画や、仏教絵画における雲の表現をご覧いただきます。また、円山応挙の『淀川両岸図巻』(下図)を巻き替えながら通年で展示。本図を描くための応挙の淀川体験と意図を下図から読み解きます。

原美術館ARCの広い空には、西の山の向こうから雲が現れてはかたちを変えながら流れていきます。雲水を眺めながら作品の意図をつかもうと次から次へと考えを巡らせる――ここは、そのような場所です。

第1期(春夏季) 2022年3月19日(土)- 9月4日(日)
第2期(秋冬季) 2022年9月10日(土)- 2023年1月9日(月・祝)

スケジュール

2022年3月19日(土)〜2023年1月9日(月)

開館情報

時間
9:3016:30
休館日
木曜日
祝日の場合は開館
8月中無休
展示替え期間、冬季休館あり
備考
8月・12月29日は開館
9月5日から9月9日・1月1日は休館
入場料一般 1100円、大学生・高校生 700円、中学生・小学生 500円、70歳以上550円
ミューぽん

100円OFF /  3名様まで割引 / セット券・他の割引券との併用不可

この展覧会はウェブまたはアプリのTOKYO ART BEATで割引クーポンを利用できます

有料会員限定

詳細はこちら
展覧会URLhttps://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/exhibition/1098/
会場原美術館 ARC
https://www.haramuseum.or.jp
住所〒377-0027 群馬県渋川市金井2855-1
アクセスJR上越線渋川駅より関越交通バス(伊香保温泉行き)グリーン牧場前下車徒歩7分、JR渋川駅よりタクシー10分
電話番号0279-24-6585
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