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[画像: 稗田一穗 《豹のいる風景》1952年 世田谷美術館蔵[前期展示]*10月10日まで]

稗田一穗 展

和歌山県立近代美術館
終了しました

アーティスト

稗田一穗
このたび、和歌山県立近代美術館と田辺市立美術館は、昨年3月に満100歳で亡くなった、和歌山県田辺市出身の日本画家、稗田一穗(1920–2021)の回顧展を共同で開催いたします。

10代半ばで日本画家を志した稗田は、東京美術学校に学び、戦後、本格的に画家としての活動をはじめました。鳥を主要なモチーフとした、生命を寿ぐような素朴で力強い表現や、世界的な絵画動向を意識しつつ画材の特質も発揮した画面構成は、日本画の地平を拓くものとなります。

また60歳を迎える頃よりは、故郷、和歌山の熊野の地をモチーフにした、悠久の時間を想わせる荘厳な風景と、長らく生活を営んだ東京の成城の町をモチーフにした、詩情あふれる日常の風景が主要なテーマに加わり、個々の作品はもちろん、あちらとこちらを行きかうなかで、見る者を深い思索と想像に誘う独自の世界観を築きます。

この展覧会では、各時代の主要な作品を通して稗田の画業全体をふり返るとともに、アトリエに遺された画稿やスケッチブックなどを合わせて紹介することで、その創作の過程もたどります。80年以上を日本画の研究に費やし、戦前から戦後の絵画に大きな足跡を残した画家の画業を改めてご覧いただくことで、故人を偲ぶ機会といたします。

※10月11日に一部作品の展示替えを行います。

[関連イベント]
1. 記念講演会「稗田先生の作品と思い出」
日時: 10月16日(日)14:00〜15:30、13:30開場
会場: 2階ホール
定員: 先着順50名程度
講師: 滝沢具幸(日本画家、創画会副理事長、飯田市美術博物館館長、武蔵野美術大学名誉教授)
参加費: 無料
2. ワークショップ「月によせる」
日時: 9月23日(金・祝)10:00〜15:30頃
講師: 宮いつき(日本画家、創画会会員、多摩美術大学教授)
人数: 中学生以上の10代の方、10名程度
3. フロアレクチャー[学芸員による展示解説]
日時: 9月18日(日)、9月24日(土)、10月9日(日)、10月30日(日)14時〜
会場: 2階展示室
参加費: 要観覧券
4. こども美術館部「あっちとこっち」[小学生を対象とした作品鑑賞会]
日時: 10月22日(土)、10月23日(日)11時〜
会場: 2階展示室
人数: 6名程度
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年9月10日(土)〜2022年11月6日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
備考
9月19日・10月10日は開館
9月20日・10月11日は休館
入場料一般 800円、大学生 500円、高校生以下・65歳以上・障害者・県内に在学中の外国人留学生 無料、9月24日・10月22日は大学生 無料、10月2日は無料観覧日
展覧会URLhttps://www.momaw.jp/exhibit/2022_hieda/
会場和歌山県立近代美術館
https://www.momaw.jp/
住所〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
アクセス南海線和歌山市駅よりバス「県庁前」下車徒歩3分、JR紀勢本線・阪和線和歌山駅中央口よりバス「県庁前」下車徒歩3分
電話番号073-436-8690
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