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[画像: 安喜万佐子「沈黙の水鏡、暁の鳥」(部分) 、金箔・顔料、麻布・ボローニャ石膏・木パネル、H90×W50 cm(各) 組合せにより全長可変 2020〜2022]

安喜万佐子 「『松林図』うつろう境界、あらわれる時」

オリエ アート・ギャラリー
終了しました

アーティスト

安喜万佐子
オリエアート・ギャラリーでは、安喜万佐子による個展を開催します。
安喜万佐子は、世界に実在する「風景」と自身が実際に向き合うことで生まれる作品を作り続けています。制作には、テンペラ、金箔等といった近代以前の技術と、ピグメントや岩絵の具と東西を跨ぐ材料が意識的に取り込まれています。その作品群は、記憶と現実、現在と過去、触れ得るものと触れ得ないもの、見えるものと見えないものを繋ぎ、それらを拮抗させ、ヒトと絵画の歴史の網を意識しながら、時間の中で立ち上がり、未来へ思いを馳せることができます。
本展は安喜の「松林図」シリーズを見渡すことを目的とし、2021年秋に行われた総本山仁和寺御殿で発表された作品を中心に、新作を交えて展示します。画面全体に金箔を用いて制作された本シリーズは、金箔の剥離した部分から松や鳥の輪郭を浮かび上がらせている作品です。剥がれた金箔は、縁を風に吹かせたまま不在となり、時間によって仕上げられる絵画とも言えます。
会場では「松林図」シリーズを中心に、約20点の組合せから成る金箔絵画のインスタレーション(全長約15m)や映像を絵画へ投影するマッピング作品等、約28点の作品をご紹介します。空間を囲うように展示された松林図は、鑑賞者の見る位置や動きによって、個々の違う姿として光の中でうつろい、時に実在と不在が反転しながら現れます。

スケジュール

2022年8月22日(月)〜2022年9月1日(木)

開館情報

時間
10:0017:30
最終日は15:00まで
休館日
展覧会期以外の土曜・日曜・祝祭日は休館
備考
8月28日は休廊 
入場料無料
展覧会URLhttp://orie.co.jp/exhibition/3047.html
会場オリエ アート・ギャラリー
http://orie.co.jp/
住所〒107-0061 東京都港区北青山2-9-16 AAビル1F
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩2分
電話番号03-5772-5801
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