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「朝鮮美術の精華 - 絵画と工芸 - 」

大和文華館
終了しました
アジア大陸の東端に位置する朝鮮半島には、長い歴史の中で高句麗、百済、新羅、高麗、朝鮮王朝などの国々が建ち、中国大陸の美術などを受容しながら、独特な芸術文化をそれぞれの時代に築きました。10世紀初頭に建国された高麗(918~1392)は、仏教を厚く信仰し、こんにち「高麗仏画」とよばれる、細緻で華麗な仏画などの優れた仏教美術を生み出したことで知られます。また朝鮮王朝(1392~1910)は、500年あまりにわたって半島を統一し、その間に多彩な書画や工芸などが生まれました。儒教を国教とし、詩書画や書斎道具などの文人文化が栄えたほか、15世紀には、安堅をはじめとする宮廷画家達により、中国北宋の山水画を淵源とする荘厳な水墨山水が描かれました。更に素朴な味わいの民画や工芸、日本を訪れた朝鮮通信使ゆかりの墨画などがあります。

本展観では、朝鮮半島の歴史文化に育まれた様々な美術を、東アジアの国々との文化交流という観点からご紹介します。なお、陳列品のうち「漁村夕照・平沙落雁図」は、2018年の修理後、初の一般公開となります。修理を経たことで、細緻な筆遣いや瑞々しい水墨の調子などがより鮮明に鑑賞できるようになり、朝鮮王朝時代の水墨山水画の優れた技術をお楽しみいただけます。

[関連イベント]
1. 特別講演「江戸時代にもたらされた朝鮮の美術工芸について」
日時: 6月19日(日)14:00〜
会場: 講堂
講師: 東京藝術大学美術学部附属古美術研究施設 非常勤講師 片山真理子氏
2. 日曜美術講座「朝鮮王朝時代の山水画について-宮廷画家と文人画家-」
日時: 5月29日(日)14:00〜
会場: 講堂
講師: 学芸員 都甲さやか
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年5月20日(金)〜2022年6月26日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 630円、大学生・高校生 420円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/chosenbijutu.html
会場大和文華館
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
住所〒631-0034 奈良県奈良市学園南1-11-6
アクセス近鉄線学園前駅南口より徒歩7分
電話番号0742-45-0544
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