終了した展覧会・イベントです

川本仁紀 「メモリーカードはおなかのなかに」

HB.Nezu
終了しました

アーティスト

川本仁紀
HB.Nezuでは、2022年6月1日より川本仁紀の初個展「メモリーカードはおなかのなかに」を開催いたします。本展では作家が遺伝子の記憶や作家自身の記録を通して、赤子と自分との距離を探す新作の映像作品二点を力点に展示します。

本展タイトル「メモリーカードはおなかのなかに」の「おなか」には、二つの意味が込められています。外から食べ物を摂取し消化する場合の「おなか」、もう一つは、遺伝子を記憶した赤子を宿す場所である「おなか」です。人が成長や変化する過程で欠かせない場であることは違いないでしょう。
川本仁紀(かわもと・にき)は絵画と映像を触れてきたことから、物質としても情報としての側面も持つ遺伝子存在に関心を置き、それを物理的発光させるために映像を制作してきました。

そして本展の映像作品では作家の姉が昨年の12月に出産したことが契機になっています。赤子にとって生まれてからの六ヶ月という期間は時間の流れそのものが刹那的で、連続シャッターのごとく断絶しているため、一貫した時間が流れていないと言われています。遺伝子のプログラムよって継続的にミルクは飲みますが、赤子は毎日違うわたしです。

一方で、赤子が生まれた六ヶ月前から現在にかけて、ただふつうに生きてきた成人・川本自身の記録を映像として編集し、映像が持つ時間という特性を逆手に、赤子と成人が混在する映像体験を生み出します。

映像体験という記憶が、色々な人にとって孕まれるというより、「おなか」のなかにあると感じてもらえると幸いです。

スケジュール

2022年6月1日(水)〜2022年6月14日(火)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開廊時間 13:00〜20:00
入場料無料
会場HB.Nezu
https://www.facebook.com/HBNezu-112459413555574/
住所〒110−0008 東京都台東区池之端2-6-12
アクセス東京メトロ千代田線根津駅2番出口より徒歩5分、東京メトロ南北線東大前駅1番出口より徒歩13分
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません