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「再発見 ! 美しすぎる日本近代の絵画たち」
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「再発見 ! 美しすぎる日本近代の絵画たち」
サイトウミュージアム
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アーティスト
三宅克己、石井柏亭
サイトウミュージアムは「豊かな近現代美術の再評価を試みること」を使命のひとつとして、本年5月8日に開館しました。今回は近代美術に大きな足跡を残しながらも、現在ではほとんど忘れさられた二人の画家、三宅克己(1874-1954)と石井柏亭(1882-1958)を取り上げます。
水彩画家としての道を歩み続けた三宅克己は1874(明治7)年に徳島市で生まれました。16歳の夏に画家・大野幸彦の画塾に入り、その翌年、イギリス人画家ジョン・ヴァーリイが水彩で描いた日本の風景画を見て強い衝撃を受けました。23歳で除隊後、翌月に渡米し、エール大学付属美術学校に入学、翌年にはヨーロッパへ渡り帰国。その後何度も渡欧し『欧州写真の旅』や『欧州風景画集』などを刊行する一方で、『水彩画の描き方』の刊行や文展などの官設展出品のほか個展の開催などを通して我が国の水彩画普及と発展に尽力しました。
石井柏亭は1882(明治15)年に日本画家で石版技術者でもあった石井鼎湖(ていこ)の長男として東京府下谷区(現在の東京都台東区)に生まれました。14歳の時に印刷局工生として働き図案彫版に従事する傍ら、洋画家・浅井忠に入門。友人らとともに洋画研究会をつくるなど研鑽を積み、23歳のときに東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学、黒田清輝や藤島武二の指導を受けました。「旅の画家」とも称されるように柏亭は、国内はもとよりヨーロッパやアメリカなど各地を訪ね歩いて膨大な数の作品を残しました。その一方で日本の美術界の発展のため、ヨーロッパ美術の紹介や美術批評文を発表するなど広範囲の活動を行いました。
この二人の画家は、多彩でありながら、生涯を通じて一貫した写実表現であったこと、旅を好んだことなどの共通点があるほか、1913(大正2)年に結成された日本水彩画会で発表を共にしました。今回は大下藤次郎や中西利雄といった同時代の画家の水彩画も合わせて展示することで、日本近代美術の味わい深さに触れていただきます。
第一部: 三宅克己と日本の水彩画
第二部: 知性と抒情の画家—石井柏亭
[関連イベント]
ミュージアムトーク 担当学藝員が本展の作品について解説します。
日時: 9月18日(日)・11月6日(日) 14:00〜14:30
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スケジュール
2022年9月2日(金)〜2023年2月26日(日)
開館情報
時間
10:00 〜 17:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日
入場料
一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生 100円、65歳以上 400円、小学生以下 無料
会場
サイトウミュージアム
https://www.matsusaka-saito-museum.com/
住所
〒515-0082 三重県松阪市魚町1807-1
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アクセス
JR紀伊本線・名松線松阪駅南口より徒歩10分
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