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「三蔵法師が伝えたもの 奈良・薬師寺の名品と鳥取・但馬のほとけさま」

鳥取県立博物館
終了しました
『西遊記』の主人公として知られる三蔵法師(さんぞうほうし)・玄奘(げんじょう)(602~664)は、実在の人物で、唐の都・長安を出発しインド・ナーランダに留学、足かけ19年にわたる大旅行から帰国後、『大般若経(だいはんにゃきょう)』をはじめとする数多くの仏典の翻訳を行いました。その仏教思想は広く東アジア仏教に影響を及ぼし、玄奘に直接学んだ道昭(どうしょう)(629~700)によって奈良の諸寺にもたらされました。そうした寺院は薬師寺の行基(ぎょうき)(668~749)ら奈良時代を代表する多くの名僧を輩出しました。

薬師寺(奈良市西ノ京町)は、680年創建の奈良を代表する古寺で、玄奘三蔵を鼻祖(びそ)とする法相宗(ほっそうしゅう)(南都六宗のひとつ)の大本山です。同寺は国宝の薬師三尊像や東塔(三重塔)をはじめとする白鳳・奈良時代の遺宝を有するほか、境内の玄奘三蔵院伽藍で玄奘の頂骨(ちょうこつ)を祀り、その遺徳を伝えます。

当館開館50周年、薬師寺玄奘三蔵院伽藍落慶30周年を記念する本展では、薬師寺の所蔵品によって玄奘三蔵の足跡やその教えについて紹介するとともに、鳥取県内や但馬(たじま)地方(兵庫県北部)における玄奘の伝えた仏教思想や法相宗のひろがりを示す、仏像や仏画など仏教美術品を一堂に展示します。薬師寺・鳥取・但馬に伝わる国宝・重要文化財あわせて13件を含む、約100点の仏教美術の名品をぜひご堪能ください。

[関連イベント]
講演会 「玄奘三蔵の道」
登壇者: 夢枕獏、加藤朝胤、大谷徹奘
日時: 4月23日(土)13:00~16:00
場所: 鳥取県立博物館 講堂
聴講料: 1000円
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年4月9日(土)〜2022年5月15日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日、祝日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
4月18日・5月9日は休館
入場料一般 700円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.pref.tottori.lg.jp/sanzohoushi/
会場鳥取県立博物館
https://www.pref.tottori.lg.jp/museum/
住所〒680-0011 鳥取県鳥取市東町2-124
アクセスJR鳥取駅北口よりくる梨100円バス(緑コース)「11 仁風閣・県立博物館」下車、JR鳥取駅北口よりバス(砂丘・湖山・賀露方面行き)「西町」下車徒歩7分、JR鳥取駅北口よりバス(市内回り岩倉・中河原方面行き)「わらべ館前」下車徒歩10分
電話番号0857-26-8042
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