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[画像: 西川茂 "Sealed House 147 -金峯山寺蔵王堂-" (2022) 油彩・グラファイト・金属粉・キャンバス・パネル]

西川茂 「Sealed Temples」

CADAN有楽町
終了しました

アーティスト

西川茂
このたびCADAN有楽町では、東京、日本橋本町を拠点とする田口ファインアートによる西川茂個展「Sealed Temples」(覆われた寺院)を開催いたします。

西川茂(にしかわしげる)は1977年岐阜県生まれ。1997年に近畿大学理工学部土木工学科環境デザインコースを中途退学、2002年大阪芸術大学附属大阪美術専門学校芸術研究科絵画コースを修了。2007年から1年間アメリカ・ニューヨーク州の障がい者と健常者の共同生活体「トライフォーム・キャンプヒル・コミュニティ」に滞在、絵画コースでアシスタントを務めました。これまでに奈良、京都、東京で個展を重ね、現在は奈良市と京都木津川市を拠点に活動しています。

西川は近年、都市に突然出現する布状のシート、仮囲いに覆われた、建設中、改築中、あるいは解体中の建築物や構造物を題材に、抽象的表現を試みています。シートの向こう側では、短期間のうちに建築物が出現したり、更地に戻されたりと風景が一変します。私たちはそれにより、眼に見えている総ては堅固に安定したものではなく常に変化している、ということに気付かされます。西川の「シールド・ハウス」の作品は、「万物の流動性」や、「生成と消滅」、「時間」を表現しようとする試みであり、写実性、再現性から離れ、テーマに相応しい動きのある大胆な筆触で描かれます。

今回は「シールド・ハウス」の作品のなかから、改修工事中の寺社仏閣を描いた作品を中心に、CADAN有楽町の空間を展示構成致します。西川の活動拠点である奈良や京都には多くの寺社仏閣があり、それらを構成する建築物、伽藍は千年の時を超えて私たちの暮らしを見守ってきました。この場合には変化するのはシートの内側よりもむしろ外側の世界であるということが、他の「シールド・ハウス」の作品からの逆転であり、興味深いところです。CADAN有楽町では、先日のアート大阪で初めて発表された清水寺本堂、法隆寺中門を描いた作品に加え、金峯山寺仁王門、金峯山寺蔵王堂、さらには最新作の法隆寺東塔を描いた作品が展示されます。また、お釈迦さまを表わすとともに宗教的空間を象徴する五色幕をモチーフとする、カーテンを取り扱う新しい展開も見られます。

スケジュール

2022年8月30日(火)〜2022年9月18日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は17:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://cadan.org/cadanyurakucho-taguchifineart02/
会場CADAN有楽町
https://cadan.org/
住所〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
アクセス都営三田線・東京メトロ千代田線・日比谷線日比谷駅B3出口より直結、東京メトロ副都心線有楽町駅D1出口より直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩1分
電話番号070-6464-1438
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