大阪日本民芸館陶芸とプロダクトデザイン、それぞれの分野を牽引した濱田庄司(1894-1978)柳宗理(1915-2011)。濱田は大阪日本民芸館の初代館長を、柳は二代目館長を務め、当館には彼らにゆかりの作品が多数収蔵されています。分野は違えども、二人の館長は大阪日本民芸館の萬集や展示に関して、一様に「新作の蒐集・紹介こそ目標であり使命」と考えていました。
初代館長である濱田庄司は、当館の前身となるパビリオン「日本民藝館」(大阪万博にて出展)で名誉館長を、1972年に「大阪日本民芸館」が開館して以降は亡くなる直前まで館長を務めました。パビリオン「日本民藝館」では、民藝の将来性を示すという方針を主導し、自ら展示ケースの設計にも加わりました。大阪日本民芸館として開館して以降もその方向性は変わらず、新作の蒐集を積極的に行いました。
二代目館長である柳宗理は、1978年から館長を務め、インドを中心に海外の染織品や沖縄の陶磁器、そして濱田と同様に当時の新作の蒐集に携わりました。さらに、展覧会のポスターや図録の製作も手掛け、デザイナーとしての手腕を発揮しました。
本展では、大阪日本民芸館の館長としての濱田庄司・柳宗理に着目し、彼らにゆかりの収蔵品や彼らと民藝との出会いによって生まれた作品をご紹介します。それぞれがどのように民藝と向き合い、館長としてなにを遺したのか、ふたりの館長の仕事の軌跡をぜひご覧ください。
[関連イベント]
1. 記念講演会「民藝館の仕事―歴代館長・濱田庄司、柳宗理を通して―」
日時: 12月4日(日)14:00~15:30(13:30開場)
講師: 杉山亨司氏(日本民藝館常務理事)
会場: 国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員: 90名(要予約)
聴講料: 300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
2. はじめての「民藝」「民藝運動の眼 ―濱田庄司の作品から」
初心者の方に向けて、分かりやすく解説します。
日時: 11月20日(日)14:00~15:30(13:30開場)
講師: 小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
会場: 大阪日本民芸館・会議室
定員: 20名(要予約)
聴講料: 300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
3. ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時: 9月11日、23日、10月2日、22日、11月13日、26日、12月11日 各回 14:00~14:30
参加費: 無料(※別途入館料が必要、予約不要)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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