終了した展覧会・イベントです

「兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥」

兵庫県立美術館
終了しました

アーティスト

李禹煥
国際的にも大きな注目を集めてきた「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の待望の日本での大規模な回顧展を開催します。

東洋と西洋のさまざまな思想や文学を貪欲に吸収した李は、1960年代から現代美術に関心を深め、60年代後半に入って本格的に制作を開始しました。視覚の不確かさを乗り越えようとした李は、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる動向を牽引しました。また、すべては相互関係のもとにあるという世界観を、視覚芸術だけでなく、著述においても展開しました。

李の作品は、芸術をイメージや主題、意味の世界から解放し、ものともの、ものと人との関係を問いかけます。それは、世界のすべてが共時的に存在し、相互に関連しあっていることの証なのです。奇しくも私たちは、新型コロナウィルスの脅威に晒され、人間中心主義の世界観に変更を迫られています。李の思想と実践は、未曾有の危機を脱するための啓示に満ちた導きでもあります。

本展では、「もの派」にいたる前の視覚の問題を問う初期作品から、彫刻の概念を変えた「関係項」シリーズ、そして、静謐なリズムを奏でる精神性の高い絵画など、代表作が一堂に会します。また、李の創造の軌跡をたどる過去の作品とともに、新たな境地を示す新作も出品されます。

スケジュール

2022年12月13日(火)〜2023年2月12日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
※最終入場17:30
休館日
月曜日
12月31日から1月2日・1月10日は休館
1月9日は開館
入場料一般 1600円、大学生 1200円、70歳以上 800円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2212/
会場兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
住所〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
アクセス阪神線岩屋駅より徒歩8分、JR神戸線灘駅南口より徒歩10分、阪急線王子公園駅西口より徒歩20分
電話番号078-262-1011
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します