「ACT(Artists Contemporary TOKAS)Vol. 8『地について』」

トーキョーアーツアンドスペース本郷
3月22日終了

アーティスト

赤羽史亮、久木田茜、山田沙奈恵
人は古来より、自然信仰としての祭礼や、五穀豊穣を願うための土偶などの造形物、自然観や信仰を反映した装飾模様などをとおして、人と土地の結びつきを表現してきました。これらの表象には、自然が恵みを与え、そして時には猛威をふるいながら、その場所に住む人の身体や精神のありようを形成してきたことが反映されています。現代においては、都市部はスクラップアンドビルドを繰り返し、地方では郊外化が進むことで画一的な風景が広がるなど、地域の様相は絶えず変化し、固有の姿は揺らぎつつありますが、それでも人は空気のにおいや風の肌ざわり、足元の感触に、その地に在るという確かな感覚を覚えます。それは私たちが生を営む地そのものに潜在的に愛着をもち、精神的なつながりを携えているからではないでしょうか。

このような考えを起点として、本展では「人と地のつながり」をテーマに、3名のアーティストが人と土や植物、自然現象との関係といった、それぞれ異なる視点から「地」について探究します。
赤羽史亮は粘菌や微生物など、さまざまな生き物がうごめく地中世界を絵画に描いています。農業を営む家庭に生まれ、幼い頃から土に触れる機会の多かった赤羽は、地に「着いて」いる(触れている)自身の内面世界と地中世界がいつしか同調し、土の中あるいは自らの内側に潜るようにイメージを表すようになりました。
久木田茜は植物を解体・再構成した様式としての装飾に惹かれ、陶器やアクリル、金属などによって造形作品を制作しています。地域における自然観や信仰を反映し、建築や工芸をとおして生活に「付いて」(根付いて)いる装飾のかたちを作品化し、人と自然の結びつきについて探っています。
山田沙奈恵は災害とそれに対処する人々の姿を、映像作品に表現しています。火山の噴火や地震は大地のエネルギーが表出したひとつの自然現象ですが、そこに人が「着いて」(住み着いて)、生活が脅かされることで、「災害」と呼ばれます。山田は人の精神的・身体的な営みと切り離して捉えることのできないその事象を、作品制作によって多角的な視点から捉えようとしています。

本展はこれらの作家の実践をとおして、この「地」とそこに「ついて(着いて・付いて)」いる私たちが分かちがたく結びついていることを改めて認識し、その関係について再考する試みです。

スケジュール

開催中

2026年2月28日(土)〜2026年3月22日(日)あと9日

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2026/20260228-7493.html
会場トーキョーアーツアンドスペース本郷
https://www.tokyoartsandspace.jp/
住所〒113-0033 東京都文京区本郷2-4-16
アクセスJR総武線水道橋駅東口より徒歩5分、都営三田線水道橋駅A1出口より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線本郷三丁目駅1番出口より徒歩6分、JR中央線・総武線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口より徒歩7分、東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅2番出口より徒歩7分
電話番号03-5689-5331
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