Walls Tokyoこの度、WALLS TOKYOでは、2026年1月22日から2月21日の期間、当ギャラリーで初となる渡辺愛子の個展を開催する運びとなりました。
渡辺愛子は広島県生まれ。多摩美術大学で油画を専攻し、卒業後カールスルーエ造形美術大学(ドイツ)絵画科で学びました。現在は人智の及ばない自然への畏怖をテーマとして、風景画を中心に制作しています。渡辺は、2024年に雪梁舎美術館においてフィレンツェ賞を受賞。2025年4月から3ヶ月間、イタリア・フィレンツェにて滞在制作をおこないました。今回展示するのは、イタリアで制作した作品と、風景のスケッチを元に日本で制作した作品となります。
イタリアでは持ち運びと制作スペースに制限があったことから、ロールキャンバスを巻き上げながら油彩で描くという制作スタイルを選んだ渡辺。今回の展示では、キャンバス地の作品を直接壁面に貼る、あるいは複数のキャンバス地の作品を吊るし、壁面全体を使ってコラージュのように見せるなど、空間に開かれた展開を試みます。
「雪舟の《山水図》に感銘を受け、絵の中を歩いていけるような作品を目指している。今はインターネットで世界中の風景を簡単に見ることができるが、私は実際に風景の中を歩き、スケッチをとり、アトリエに帰ってデッサンを起こし、画面を俯瞰しながら再構成をして作品を作っている。そうすることで絵の中を歩いていけるような作品に繋がると確信し、風景画とは何かを追求している。」「画面に線と色で見てきた風景を素早く落とし込む、抽象と具象の間を行き来するようなスタイルを模索している」と説明する渡辺は、個人的な体験を他者にもひらき、引き込むという不思議な地図を描こうとしているにちがいありません。
本展では、南イタリアの風景をキャンバス地に描いた作品や小さいアクリル画など、新作を中心に展示販売いたします。実際の景色に自身の体験や経験、感情までも落とし込んだ、渡辺の描き出す独自の風景画をぜひ、ご高覧ください。
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