アリウ・ディアックは、若手のセネガル人アーティストであり、その代表的な作品の一部はエドナ・デュマのプライベートコレクションにも所蔵されています。ディアックの創作活動は、space Un の目的と共鳴し、ディアックの個展で開幕することは、ごく自然な決断であったといえます。ディアックは自らの芸術において、人間と自然界が複雑に織りなすダンスを奥深くまで探求しています。自然に対するディアックの関心は幼少期にまで遡り、農村地帯で育った彼は、周囲の自然環境の微妙なニュアンスを緻密に描き出していました。自然との密接なつながりから、その美しさを描写するだけではなく、それを超えた物語を紡ぎ出し、キャンバスに表現せずにはいられない意欲が育まれていったのです。近年、ディアックは第15回ダカール・ビエンナーレ(2024年)のセネガル代表にノミネートされるなど、世界的な評価を得ています。space Unでの初個展「Anastomosis」では、奈良県・吉野町にあるレジデンス「吉野杉の家」での滞在を通して制作した新作シリーズが発表されます。アリウ・ディアックは、「セネガルと日本には、多くの類似点があります。何よりも、地球の素晴らしさ、すなわち自然が私たちに与えてくれるすべての恵みを認識し、感謝する気持ちが共通しているのです」と語っています。新作である本シリーズでディアックは、複雑に絡み合う自然の相互関連性を探求しています。その想像力を刺激する表現は、私たちの存在を定義づける深い共生関係に光を当て、人間と自然界を結びつける繊細な糸について思いをめぐらすよう鑑賞者を招き入れます。
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