「加賀宝生のすべて能面と能装束」

終了しました

「能」は加賀藩より続く、金沢の伝統文化のひとつです。中でも宝生流の能が盛んであったことから「加賀宝生」と称されます。しかし、その繁栄の象徴ともいえる加賀藩前田家所蔵の能装束は、明治期の混乱と大正昭和期の売立等によりほとんど散逸してしまいました。
本展は、各地に散逸した前田家伝来の能装束を一堂に集め、多彩で華やかな能装束の展示をとおして、「加賀宝生」の栄華を再現するとともに、能面と能楽資料もあわせて紹介し、地方において独自の展開を遂げた加賀藩の能楽史を再考するものです。
令和4年は石川県立能楽堂開館50周年にあたります。本展で紹介する約80点の作品によって、能に関心を持ち、より理解を深め、能楽堂へ足を運ぶきっかけになることを目指しています。
前期: 9月17日〜10月5日
後期: 10月6日〜10月23日

[関連イベント]
1. 講演会「大名家伝来の能装束－『獻英楼畫叢』や畳紙を通じてわかること－」
日時: 10月16日(日) 13:30～15:00
会場: 石川県立美術館ホール
講師: 長崎巌氏（共立女子大学博物館長・家政学部教授）
2. 能楽堂×美術館コラボツアー
日時: 9月17日(土)、9月19日(月・祝) いずれも13:30～
3. 土曜講座　13:30～15:00
担当: 村上尚子（学芸専門員）
9月24日: 『加賀宝生のすべて－能面と能装束－』鑑賞ガイド
10月15日: 『加賀宝生』と前田家－綱紀・斉泰・利鬯－
会場: 石川県立美術館講義室
4. 全国・いしかわの工芸講演会「能と茶道具（仮称）」
講師: 藪俊彦氏（宝生流能楽師）
日時: 10月9日(日) 13:30〜
会場: 石川県立美術館　ホール
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年9月17日(土)〜2022年10月23日(日)