スパイラル量子芸術祭の一環として開催される特別展「オルタナティヴ・コンピュテーションズ ― 祝祭の計算文化」 では、青木による同名の新作大型インスタレーションを含む計3作品を展示します。本作において青木は、「計算」を数値処理や効率化のための技術的操作としてではなく、人間が世界を理解し、自然や他者、さらには不可視の存在と関係を結んできた文化的・身体的な営みとして捉え直します。
慶應義塾大学 量子コンピューティングセンター・センター長の山本直樹教授との対話を重ねながら、量子計算という最先端の科学的知と、江戸時代の日本で独自に発展した数学体系 「和算」 を参照し、図形的・直感的思考や信仰、身体感覚と結びついていた計算文化を現代的視点から再解釈します。展示空間では、異なる時代や思想、計算原理が交差する場を構成し、機械・自然・人間の思考が共鳴する「別様の計算」のあり方を、空間装置として提示します。
さらに本作では、この空間装置を舞台として、舞踊家・苳英里香による舞踏、茶人・松村宗亮による茶の湯を、身体的プロトコルとして実行します。所作や動き、間や時間の流れは、あらかじめ定められた形式と即興性の往還のなかで展開され、 計算がいかに祝祭としての文化的実践となりうるのかを浮かび上がらせます。
[関連イベント]
1. 舞踊家・苳英里香による舞踏
パフォーマンス時間: 約10分
日時
1月29日(木)〜31日(土) 12:30 / 14:30 / 16:30 / 18:30
2月1日(日)11:30 / 13:30 / 15:30 / 17:30
※開始時間は前後する場合があります
2. 茶人・松村宗亮による茶の湯
日時
2月1日(日)
茶会 16:00 / 17:00(約30分・招待制)
儀式 17:50(約10分)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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