OFS GALLERY(OUR FAVOURITE SHOP)「土地と人の結びつき」をテーマに歴史や土着の祭り、民間信仰といった文化人類学的なリサーチを重ね、絵画、写真、映像インスタレーションなどの作品を制作している美術家、スクリプカリウ落合安奈。
インスタレーションと写真作品で綴られる「ひかりのうつわ」は、彼女のもう一つのルーツであるルーマニアに、1年間滞在して作りあげたものである。彼女にとって、その地に四季を通じて滞在することはとても重要な意味を持っていた。パンデミックのため当初の計画より遅れて出発した彼女は、ルーマニア国内の各地を旅して地域ごとに異なる土地の表情をとらえる。その土地に根ざして暮らす人々、キリスト教が移入する前の土着の行事や風習、自らの祖父が生まれ育った家……。彼女はあえてアナログのフィルムを使っている。フィルムの持つ風合い、身体性や物質性に惹かれる、と彼女は語る。
本展は、フォトボックス仕様に仕上げた「ひかりのうつわ」の刊行記念として開催される。10,500枚あまりのカットからセレクトされた写真作品と特製フォトボックス「ひかりのうつわ」が展示される。彼女がルーマニアで過ごした1年が凝縮された空間がたち現れる、東京では初公開となる作品をぜひご高覧ください。
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