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[画像: アンセル・アダムス 《オーク, サンセットシティ, シエラフットヒルズ, カリフォルニア, 1962年》 © The Ansel Adams Publishing Rights Trust]

アンセル・アダムス 「ポートフォリオIV:偉大なる啓示」

FUJIFILM SQUARE
終了しました

アーティスト

アンセル・アダムス
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館は、20世紀写真の巨匠アンセル・アダムスの作品集「ポートフォリオIV」による作品展を開催いたします。

アンセル・アダムスのオリジナルプリント作品集「Portfolio IV: What Majestic Word(ポートフォリオIV:偉大なる啓示)」は、富士フイルム株式会社が所蔵する写真コレクションの一つです。2010年にフジフイルム スクエア 写真歴史博物館がリニューアルオープンした際に第1弾企画展として初めて展示公開され、当時、大きな反響を呼びました。そして、富士フイルムグループの創立90周年を迎えた記念すべき2024年、再び本作を展示する運びとなりました。

アンセル・アダムス(1902—1984)は、銀塩写真による写真表現を追求し、その頂点を極めた20世紀写真の巨匠です。アダムスは、エドワード・ウェストンやイモージン・カニンガムらとともに、1932年に「グループf/64」を結成し、レンズによる直截的な描写力を生かしたストレート・フォトグラフィを提唱しました。1941年には、撮影からフィルム現像、プリント制作までをシステム化してコントロールする「ゾーン・システム」を同じ米国の写真家であるフレッド・アーチャーと共同で考案。理論と技術に裏打ちされた究極的に美しい銀塩写真作品を、生涯にわたり多数制作し、これらの作品は写真の美術的価値を高め、社会的な認識を変えるきっかけとなりました。また、アダムスは写真家として活躍する一方で、米国に本部を置く自然保護団体「シエラ・クラブ」の理事を長年務め、自然環境の保護にも積極的に取り組みました。

本展で展示される作品集「ポートフォリオIV」は、アダムスと同じくシエラ・クラブの一員であり、真空管「クライストロン・チューブ」の開発者であるラッセル・バリアン氏を追悼して、バリアン・ファウンデーションの支援により1963年に制作されたものです。バリアン氏が愛した米国の自然風景をとらえた美しい写真作品15点がアダムス自身によって選定され、シエラ・クラブから260部限定で出版されました。アダムス自身が制作したゼラチン・シルバー・プリントによるオリジナルプリントが収められたこの作品集は、アダムスの最高傑作の一つとも言われ、大変希少価値の高いものとなっています。

20世紀写真の巨匠アンセル・アダムスが残した写真作品という遺産を通して、写真の本質に触れる機会となれば幸いです。

スケジュール

2024年3月28日(木)〜2024年5月22日(水)

開館情報

時間
10:0019:00
最終日は16:00まで
休館日
会期中無休
入場料無料
展覧会URLhttps://fujifilmsquare.jp/exhibition/240328_05.html
会場FUJIFILM SQUARE
http://fujifilmsquare.jp/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン WEST 1F
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅8番出口より直結, 東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩5分
電話番号03-6271-3350
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