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「AOMORI GOKAN アートフェス 2024 後期コレクション展 生誕100年・没後60年 小島一郎 リターンズ Kojima Ichiro Returns」

青森県立美術館
終了しました

アーティスト

小島一郎、宮本常一
1924(大正13)年青森市に生まれ、昭和30年代の津軽や下北を歩き、郷土に生きる人々への深い共感を印象的なモノクロームの世界に焼きつけた写真家・小島一郎(1924-1964)。今年は小島の生誕100年、没後60年にあたる節目の年です。青森県立美術館では、2009年の大規模な個展「小島一郎 北を撮る」以来15年ぶりに、2度目の回顧展を開催いたします。

明暗の豊かな階調の中に浮かび上がる津軽の雪原、緊張感あふれる白黒の形象に切り詰められた下北の漁村。被写体への深い解釈が生み出す独特の表現世界を通じて、小島の写真は観る者の心を強くゆさぶってきます。

また高度経済成長期に活躍した小島の写真には、急激な近代化の最中にある地方の農村・漁村の姿が、写真家の身体感覚とともに鮮烈に刻印されています。あの時代から私たちはいったい何を得て、何を失ったのでしょうか。

ここ青森に生を受けてから100年という時間の厚みの中で、小島一郎と再び出会います。

「宮本常一が見た下北半島」
本展最後の展示室では、AOMORI GOKAN アートフェス 2024のテーマ「かさなりとまじわり」にちなみ、「宮本常一が見た下北半島」を実施します。日本を代表する民俗学者の宮本常一(みやもと・つねいち、1907-1981)は、小島とほぼ同時代に<写真家>とは別の角度から青森の土地にレンズを向けていました。戦前から戦後にかけてたびたび下北半島を訪れていた宮本は、その著書『私の日本地図3下北半島』(同友館、1967年)の中で、言葉と写真によって下北の人々の生活を丹念に記録し、地方の暮らしや文化について深い考察を巡らせています。
小島一郎の下北半島と宮本常一の下北半島、同じ昭和30年代後半の同地の写真の「かさなりとまじわり」から、写真の可能性と地方の未来について考えます。

スケジュール

2024年7月6日(土)〜2024年9月29日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
7月27日、8月10日、9月21日はナイトミュージアムにつき20:00まで
休館日
第2・4月曜日休館(祝日の場合は開館し翌日休館)
入場料一般 900円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 100円
展覧会URLhttps://www.aomori-museum.jp/schedule/13937/
会場青森県立美術館
http://www.aomori-museum.jp/ja/
住所〒038-0021 青森県青森市安田字近野185
アクセスJR新青森駅南口よりルートバスねぶたん号10分(左回り)「県立美術館前」下車
電話番号017-783-3000
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