CAI032021年に開催した「アパート-5人の住人たち-」の第2弾となる展覧会です。2020年12月、コロナ禍のさなかに、約11年半拠点としていたCAI02から移転したCAI03は、昭和57年に建てられたアパートの一角にあります。半地下の空間をギャラリーとして活用し、現在は展覧会や企画を継続しています。
護国神社の裏手に位置するこのアパートは、閑静な住宅街の中にひっそりと佇み、季節の移ろいや人々の暮らしの気配が静かに感じられる場所です。アパートや集合住宅の歴史は、長屋と呼ばれた時代から高度成長期を経て、生活様式の変化とともに大きく変わってきました。かつては生活が隣り合い、時には共有されていた空間は、よりプライバシーを重視したものへと姿を変えてきました。
誰かが眠れない夜を過ごし、誰かが笑い、誰かが泣いているかもしれない。私たちが暮らす「部屋」には、それぞれの生活と物語が常に息づいています。そこには、外界との境界としての「内と外」があり、小さな世界の中に無数の感情と出来事が存在しています。
本展では、3人の“住人たち”が、CAI03にある6つの小部屋を使って、それぞれの物語を静かに紡いでいきます。
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