「わたしを呼ぶ《アート》 古代エジプトの棺からシャガールまで」

松岡美術館
2月8日終了
当館は1975年11月25日、新橋日比谷通りに面した松岡田村町ビル内に開館しました。初代館長 松岡清次郎(1894・明治27-1989・平成元)は20代半ばより骨董に目覚め、半生をかけて2,400点余りの美術品を蒐集しました。

美術品との出会いは、まさに一期一会。またオークションでは、一度に出品される品々は300~400点にものぼります。その数多の美術品から自らの眼に適った作品を選んでいくのです。そうした幾度もの機会の中で、清次郎は数点を取得することもあれば、関心を寄せるに至らなかったこともありました。美術品を選りすぐる判断基準は、あたかもコレクターが《アート》に呼ばれたかのようにも思えます。開館50周年企画の第3弾では、清次郎の人となりにふれつつ、白金台移転後はご紹介する機会のなかった作品も含めた様々なコレクションをお楽しみください。

また、絵画作品には人物を主題とした作品が殊のほか多く、清次郎は人と関わることが好きだったのだと思われます。
晩年には、海外オークションと掛け持ちで毎年のように日展や院展といった団体展を訪れるようになり、生命感あふれる作品や人生の機微をとらえた情感豊かな人物画などを選んでいます。今回は1970年代~80年代に制作された日本の額装作品をご覧ください。

現在、当館は中国陶磁よりフランス印象派やエコール・ド・パリの画家たちの作品で親しまれているかもしれませんが、清次郎が本格的にヨーロッパ絵画を蒐集し始めるのは、日本で海外のオークション会社による競売が行われた1980(昭和55)年以降です。その時オークションにかけられた絵画394作品のうち、メインのシャガール《婚約者》やローランサンの作品、風景画など18点を落札しました。それからは陶磁器のオークションで渡航するたびに西洋画も購入するようになり、最終的に130点ほどのコレクションとなっています。

今回は、1980年に所蔵品となった作品のうち12点を出品します。

スケジュール

開催中

2025年10月28日(火)〜2026年2月8日(日)あと56日

開館情報

時間
10:0017:00
毎月第1金曜日は19:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 1400円、25歳以下 700円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://www.matsuoka-museum.jp/contents/9658/
会場松岡美術館
https://www.matsuoka-museum.jp/
住所〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
アクセス都営三田線・東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩10分、JR山手線目黒駅東口より徒歩15分
電話番号03-5449-0251
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