「アーティスト・バイ・アーティスト――西洋版画に見る芸術家のイメージ」

国立西洋美術館
3月28日開始
ルネサンス以降、西洋の美術において作者の姿は頻繁に造形化され、なかでも自画像という一般的な画題としてあまねく定着しました。本展は、自画像を含む芸術家の表象の史的変遷を、国立西洋美術館が所蔵する版画を中心とした作品50点弱を通じて辿るものです。

造形作品においてその作者の姿が表されるようになった背景には、社会における表現者のありかた、地位の変遷を挙げることができます。中世の間、彼らは匿名の職人であり、その姿が造形物に表現されることも滅多にありませんでした。しかし16世紀以降、彼らは制作行為を学問や科学と結びつけて理論化し、自らを知的な自由学芸の実践者にして創造主たる「芸術家」として確立させていきます。こうした地位向上が、表現者個人に対する関心の増大を招き、その結果として芸術家自身が表現の主題、目的として表されるようになるのです。さらに19世紀になると、芸術家は思考する「個」としての自覚を深め、孤高なる、苦悩する表現者へと変貌していきました。

本展では、デューラー、レンブラント、ゴヤ、ピカソらよる作例を通じ、自画像や個別の芸術家の肖像だけでなく、制作中の姿や、理想像としての芸術家像もあわせて展示します。多彩なイメージを通して、芸術家とは何者であるかを問い直し、創造と自己表現の歴史を振り返ってみたいと思います。

スケジュール

2026年3月28日(土)〜2026年6月21日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
5月7日は休館
3月30日、5月4日は開館
入場料一般 500円、大学生 250円、高校生以下及び18歳未満・65歳以上・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2026artists.html
会場国立西洋美術館
https://www.nmwa.go.jp/
住所〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
アクセスJR上野駅公園口より徒歩1分、京成線京成上野駅正面口より徒歩7分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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