北千住BUoYアーティストであり映像作家でもあるJACKSON kakiがパフォーマンス・身体表現を中心に人間の美学的感性を捉えていくアートコレクティブ「EMTIRE AXON MOSQUITO(E.A.M.)」を立ち上げ、東京を拠点にパフォーマンス作品の制作と、さまざまなパフォーマンスアーティストをコレクティブしていく。その第一回目となる公演は、北千住のオルタナティブスペース/劇場のBUoYとの共催で、ブラジルのパフォーマンスアーティストであるAun Helden(アウン・ヘルデン)を迎え、東京を拠点に活動するアーティストたちとのコラボレーションを通じて、「異質性(Heterogeneity)」をテーマとした探求を行います。
近代的な都市空間や加速する社会システムは、効率と秩序を優先するあまり、人間に内在する異質性を長らく「ノイズ」として切り捨ててきました。しかし、ロゴス(理性や論理)の及ばない領域に存在する、この制御不可能な「他者性」や過剰なエネルギーこそが身体意識の真の源泉であり、脳中心主義的な社会構造とは完全な対極に位置するものです。
本パフォーマンスでは、切り捨てられたノイズを芸術的な「特異点(Singularity)」へと変換し、身体、映像、そして音が交錯するタイムベースド・メディア(時間ベースのメディア)を通じてその美学を立ち上げます。Aun Heldenの変容する身体性を中心に据えた本作品は、「今、ここ」という複製不可能な表現をもって、均質化された都市に対する抵抗を試みるものです。また、それに呼応するローカルのアーティストをENTIRE AXON MOSQUITOの代表であるJACKOSN kakiがキュレーションし作品を披露します。。泥やゴミ、そして「病」などのまさに都市から異質とされるモチーフを用いながら独自の美学を展開する「cityofbrokendolls」が参加します。また、かつて別名義として開催したdarkjinjaをはじめ、日本のオルタナティブな電子音楽をダークサイドから見つめ続けた音楽家/DJのSPIRIAによるDJセットが披露される。メディアテクノロジーと肉体との摩擦点から生じるノイズに焦点を当てることで、このパフォーマンスは現代社会における人間の存在のあり方を根本から再定義することを目指しています。
また、本公演は、Aun Heldenの前回の来日公演のオーガナイズを行ったMOLS MAGAZINEによる協力のもと開催となります。
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