「2024年秋季 “富士山と雲～出会いの形～”展」

終了しました

本秋季展では、富士山と雲の取り合わせによって、また、その雲の表現の仕方によって富士山の見え方に大きな違いが生じる事に注目してみました。

皆さんの多くは富士山を想い浮かべる時、雲一つない快晴の空を背景に左右対称の稜線で象かたどられた美しく悠然とした山の姿をイメージするのではないでしょうか。しかし、実際にはその様な機会はそう多くはないと思われます。それは大気の流れによって常に富士山の周りには何かしらの雲が漂っているからです。

そこで、本展覧会ではその雲を意識して富士山を見た時の富士山が見せる様々な表情の変化を、作品をグループ分けして追ってみました。画家達が富士山といろいろな形の雲を観たままに描いたのか、或いは自分のイメージする富士山を描き出すために雲を効果的に使ったのか、それもまた考えると興味の尽きない所です。併せて、草間彌生らコンテンポラリーの画家達の型にはまらない新しい表現も楽しんで頂きたいと思います。

スケジュール

2024年9月12日(木)〜2024年12月1日(日)