タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムでは山元彩香の個展「Sand, Water and Dust」を開催いたします。タカ・イシイギャラリーで4度目の個展となる本展では、ヨーロッパとアジアの境界に位置し独自の文化と歴史を持つ国、ジョージアで2023年に撮影された作品群を発表いたします。
本展の展覧会タイトル「Sand, Water and Dust」は、山元が被写体に対して行う様々な質問への回答として一人の少女が自分を構成する要素として挙げたもので、これは山元自身がジョージアを訪れた際の自らの感覚に最も近いと感じたものでした。「砂」は宗教儀式で多用され、意識と無意識の境をつなぐ象徴として、この循環する物質世界の中心的な素材です。「水」は生命を育む無機物であり、また「埃」はジョージアの街に舞う土埃やソビエト時代からの崩壊寸前の住宅を喚起します。さらに英語「dust」は遺骨や埋葬地を示唆し、古代英語では人間の基本的な物質として無機物と有機物の中間とされています。様々な問いを介してその土地とより深く関わり、土地と人が等価となり得る新たな切り口で撮影を試みた山元のアプローチを本展覧会でぜひご高覧ください。
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