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「佐藤文音展 ―ふしぎな絵本と版画の世界―」

東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
終了しました

アーティスト

佐藤文音
ハットをかぶったもふもふの大きな猫「ニャーチカ」や、海に潜む巨大なおばけイカ、背中から宝石の生えた鹿など、ちょっと不思議な生き物たちが佐藤文音の作品には描かれています。主題や技法によって、多様な表現が見られる彼女の作品は、繊細な描画と色彩によって様々な物語性を感じさせます。

佐藤文音は、『この世に存在する不確かなもの』をテーマに、ささやかな非日常を描き出す版画作家です。2018年にボローニャ国際絵本原画展に入選したことをきっかけに、「ふしぎなニャーチカ」、「宝石少女」といった絵本を刊行するなど、絵本作家としても活動する彼女は、作品制作を通して、現実とは離れた夢の中の景色のような、けれどもどこか懐かしさも感じるような不思議な世界を創出します。

佐藤文音は1970年代の東欧の絵本に影響を受けたといいます。東欧の絵本作家の描く儚げな世界観に魅せられ、その独自の作風を生み出すに至りました。彼女の作品からは東欧の絵本文化と作家の身の回りの”不確か”とが融合した、幻想的な美しさを感じられることでしょう。

本展では、佐藤文音を代表する絵本「ふしぎなニャーチカ」の原画をはじめ、日常に潜む小さな歪みを表現したリトグラフや華やかな色彩の水彩画など、幅広いアートワークを展示いたします。彼女の描く不思議な生き物たちは、子どもから大人まであらゆる人々を物語の中へ連れて行ってくれるでしょう。まるで現実と夢の狭間に存在するような佐藤文音の世界をぜひお楽しみください。

スケジュール

2024年5月11日(土)〜2024年7月15日(月)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 500円、中学生以下 無料
会場東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
https://www.umenokinen.com/
住所〒389-0406 長野県東御市八重原935-1 芸術むら公園
アクセスしなの鉄道田中駅よりタクシー15分
電話番号0268-61-6161
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