終了した展覧会・イベントです

沖田愛有美 「洞穴の暗がりに息づくもののために」

北千住BUoY
終了しました

アーティスト

沖田愛有美
「洞穴の暗がりに息づくもののために」では、漆をメディウムとする絵画を展示します。

漆の絵画は、フランスの植民地下にあった1930年代のベトナムにおいて西洋画と漆芸の間に〈ソン・マイ sơn mài〉として誕生したとされており、これが1960年代に中国の漆芸界に伝播し、現在では絵画の領域に〈漆画 qī huà〉が確立されています。
一方日本では「絵画」の形式をもつ漆の平面表現に対して明確な定義は与えられておらず、工芸の領域に知られている〈漆パネル〉はあくまで“絵画”であると名乗ることを避けてきたという経緯があります。かつて絵画の領域で表現を追求した個人や集団の活動も今ではほとんど顧みられていません。

また、絵画と工芸の間をゆく漆の絵画(漆画)は2つの領域の越境性を有する反面、両者は相反的であり、漆画は「絵画でもあり工芸でもある」にもかからわず「絵画でもなく工芸でもない」という自己矛盾を引き起こしてきました。

本展では、メディウムである漆を、変化する漆を、カブれをもたらす漆を、樹木である漆を、人格を有するかのようである漆を、既存の美術領域と結びつけるのではなく、漆との関わりを通じて自然なるものとの関係を取り結ぶことを目指します。

スケジュール

2024年1月21日(日)〜2024年1月30日(火)

開館情報

時間
14:0019:00
土曜日・日曜日は13:00〜18:00
最終日は18:00まで
入場料無料
展覧会URLhttps://buoy.or.jp/program/2401212f/
会場北千住BUoY
http://buoy.or.jp/
住所〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11
アクセス東京メトロ千代田線・日比谷線北千住駅1番出口より徒歩6分、JR常磐線・東武スカイツリーライン北千住駅仲町出口より徒歩8分、京成本線千住大橋駅より徒歩10分
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません