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「イギリス風景画と国木田独歩」

茅ヶ崎市美術館
終了しました

アーティスト

国木田独歩、ジョン・コンスタブル、ジョン・マーティン、サミュエル・パーマー、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
国木田独歩(1871-1908)は明治時代を代表する小説家。結核の治療で訪れた茅ヶ崎でその短い生涯を閉じた独歩の代表作『武蔵野』(1898)は、武蔵野の美しい風景を瑞々しい文体で描写しています。素朴な自然にロマンを見いだす新たな表現は文学者のみならず画家の間にも生まれました。
独歩の『武蔵野』に大きな影響を与えたのは、イギリスのロマン派詩人ウィリアムズ・ワーズワース(1770-1850)でしたが、産業革命や市民革命を経験し近代市民社会が成立した18~19世紀のイギリスでは、風景に対する関心が高まりをみせました。ワーズワースは湖水地方を題材にして詩をつくり、ジョン・コンスタブル(1776-1837)は故郷の豊かな風景を、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は光と色彩に溢れた自然を描きました。伝統的な風景画が刷新され西洋風景画の頂点が築かれたと言えます。
本展覧会では独歩の自然観に触れつつ、郡山市立美術館と府中市美術館の優品を通じて、コンスタブルやターナーのみならず、ジョン・マーティン(1789-1854)、サミュエル・パーマー(1805-1881)などの画家たちにも焦点をあて、近代イギリス風景画の流れをたどります。さらに、わが国において名所絵的に描かれることが多かった風景画が明治以降どのように描かれるようになったのかをたどり、イギリス風景画の受容についても考察します。

[関連イベント]
1. 講演会「イギリス風景画のきらめき」
日時: 2023年7月23日(日) 14:00-15:30
会場: 高砂コミュニティセンター 3階ホール1・2
講師: 富岡進一(郡山市立美術館 主任学芸員)
定員: 30名(申込制/先着順)
料金: 無料(申込不要)
2. ゲストトーク「日本近代美術とイギリス風景画」
日時: 2023年7月29日(土)14:00-(約40分)
会場: 美術館展示室
講師: 志賀秀孝(府中市美術館 学芸員)×小川稔(当館館長)
料金: 無料(要観覧券/申込不要)
3. ファミリープログラム「アート・キューブでめぐる作品の旅」
日時: 2023年8月19日(土) ①10:30-12:00 ②14:00-15:30
会場: 美術館2階アトリエ、美術館周辺
講師: 藤田百合(東京国立近代美術館 教育普及研究員/エデュケーター)
対象: 小学生以上の子どもと保護者
定員: 各4家族(申込制/先着順)
料金: 無料(要観覧券)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2023年6月18日(日)〜2023年8月27日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
7月17日は開館
7月18日は休館
入場料一般 1000円、大学生 800円、市内在住の65歳以上 500円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/7425/
会場茅ヶ崎市美術館
http://www.chigasaki-museum.jp/
住所〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
アクセスJR相模線・東海道本線茅ヶ崎駅南口より徒歩8分、JR茅ヶ崎駅南口よりコミュニティバスえぼし号「図書館前」下車徒歩3分
電話番号0467-88-1177
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