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BUAISOU 「縄夏生」

両足院
終了しました

アーティスト

BUAISOU
初夏、両足院の庭園は年間を通じ最も華やかな時期を迎えます。池のほとりに群生する“半夏生 (はんげしょう)”の葉の一部が白くなり、まるで天に向かって開花するかのような幻想的な風景 に変化します。
今年も両足院初夏の特別拝観を開催させていただきます。
そして、この美しい夏の始まりに合わせ、6月1日から世界的に活躍する藍師・染師 BUAISOUを迎え、展覧会「縄夏生」を合わせて開催いたします。

“半夏生”は雑節のひとつでもあり、これは夏至から数え11日目(今年は7月1日)のことを指してい ます。古より農家にとっては畑仕事の重要な節目として、一年で最も多忙な時期とされてきました。 徳島県にあるBUAISOUの藍畑もまさにこの頃、藍の葉が育成期を迎え、日ごとに力強く、そして 深みを増した蒼を蓄えていきます。

本展覧会では、藍染という日本古来の技術にBUAISOUが新たな感性を吹き込んだ掛け軸や襖絵、 暖簾など約15点の作品を展示します。いずれも伝統技法のひとつである型染めにより“縄”の紋様が 多様に表現された展示となっています。 “縄”は人類最古の造形といわれ、作品に白く浮かび上がる 縄目紋様は、まるで藍地に施された化粧のようにも見受けられます。展示の舞台となる書院の前庭 には、ちょうど白く色づいた半夏生が見ごろを迎え、作品と庭園の景色が呼応し合う情緒的な時空 間が広がるでしょう。

京都府の名勝庭園に指定されている池泉回遊式庭園にある茶室「臨池亭」では、展覧会のテーマに 即した茶会や呈茶も企画しています。茶室には藍で染め上げた特製の畳を設え、日々の暮らしに寄 り添う用の美と現代的なクリエーション──相反する要素が交差する空間を演出します。藍と茶が 織りなす空気を感じながら、みなさまご自身の物語とも向き合う静かなひとときをお過ごしいただ けましたら幸いです。

スケジュール

2025年6月1日(日)〜2025年7月13日(日)

開館情報

時間
12:0016:00
入場料一般 1000円、高校生・中学生 500円
展覧会URLhttps://ryosokuin.com/news/初夏の特別公開/縄夏生-buaisou-展覧会/
会場両足院
https://ryosokuin.com/
住所〒605-0811 京都府京都市東山区大和小松町591
アクセス京阪線祇園四条駅1番出口より徒歩7分、阪急線京都河原町駅1B出口より徒歩10分
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