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「『冬ごもりが明ける』水川千春のあぶり鉱物展」

ツォモリリ文庫
終了しました

アーティスト

水川千春
水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。

あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。

今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。大地に眠る岩の粉から生まれた色です。この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。遥か創生の物語をたどるように。火と水のあわいを旅するように。長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。
ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されます。作品は販売予定です。

[関連イベント]
ライブあぶりだしパフォーマンス
あぶりだし: 水川千春
ライアー奏者: 勝田恭子
日時: 3月9日(土)18:00開場 18:30スタート
参加費: 1000円(ワンドリンク付き)
定員: 20人程
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2024年3月1日(金)〜2024年3月25日(月)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
火曜日、水曜日、木曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://tsomoriribunko.com/chiharu_mizukawa_2024/
会場ツォモリリ文庫
http://tsomoriribunko.com/
住所〒182-0002 東京都調布市仙川町1-25-4 シティハウス仙川 1F
アクセス京王線仙川駅より徒歩5分、小田急小田原線成城学園前駅西口より小田急バス(「狛江駅北口」行き)「若葉町」下車徒歩5分
電話番号03-6338-1469
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