オリエ アート・ギャラリーオリエアート・ギャラリーでは、薬師川千晴絵画展「Before contact – rub/veil/knock」を開催します。
薬師川千晴は自己と他者、あちらとこちらなどあらゆる「対」となる関係性を表現した抽象絵画を制作し、独自の身体的表現方法で痕跡をダイレクトに表出させる作品を編み出しています。
2025年に京都市京セラ美術館で開催された「ザ・トライアングル 薬師川千晴:ノックノック、境界の扉をノックする。」では、向こう側にいる見えない誰かに合図と自身の存在を確かに伝える行為「knock」に着目し、絵具がついた拳で色面を叩く「knock」の表現で全長7.5メートルに及ぶ大作を描きました。
本展で発表する「rub」「veil」シリーズでも自作の絵具を作家自らの手足につけ、踊るように(時にもがくように)痕跡をキャンバスに残します。両手または両手両足で描く「rub」は、鮮やかな色彩同士が一方に入り込みながらも、個々の領域は尊重しながら画面上に共存します。「veil」では特殊な顔料を用い、二色の下地の上に塗られた同一色の絵具は全く異なる色として浮かび上がります。それは私たちの世界でも起こりうることを提示するような不思議な美しさを讃えます。
「異なる存在から生まれる美しさ」に希望を託す薬師川の作品をぜひ会場でご体感下さい。
まだコメントはありません