Pocko Gallery Tokyo(ポコギャラリー東京) フォローする
英ロンドンのクリエイティブエージェンシー「POCKO/ポコ」の⽇本オフィス「POCKO JAPAN / ポコ ジャパン」は、東京都港区⻄⿇布のアートギャラリー「POCKO GALLERY TOKYO / ポコギャラリー東京」にてAIアーティストであるチノ・モヤとクリス・ホフマンの⽇本初の展示となる、2人展「ALMOST REAL -AIと変容するイメージ-」を2026年3⽉21⽇(⼟)より開催いたします。 私たちはいま、イメージが単に「記録される」ものではなく、「生成され、モデル化され、推論される」時代を生きています。膨大なデータを学習したシステムは、現実には存在しない人物や空間、出来事をも高いリアリティで生み出すことが可能になりました。こうした技術革新は、イメージに対する私たちの信頼や、現実認識そのものに静かな変化をもたらしています。本展では、この視覚文化の転換点を、二人のアーティストの実践を通して考察します。 チノ・モヤは、アナログ写真と構築されたシネマティックな世界観を横断しながら、メディアを通して形づくられ、演出された現実を描き出します。大判フィルムによる撮影とデジタルとの双方の構築を用い、作家性や信念、そしてイメージがいかなる条件のもとで信頼を獲得するのかを問いかけます。その緻密に設計された構図は、現実とフィクションの境界を揺さぶります。 一方、クリス・ホフマンは、システムを構築するプロセスそのものの中からイメージを生み出しています。彼は自身の作品を、「親しみと異質さの間を、いわゆるヴント曲線の縁をサーフィンするようなもの」と表現します。そこには、分析を超えて感覚へと直接働きかける体験があります。試行錯誤を重ねる実験的なプロセスのなかで生まれる彼のイメージは、見覚えのあるものと、どこか見知らぬもののあいだを漂います。 両者はAI技術に対する賛否を提示するのではなく、イメージがどのように構築され、どのように経験され、そしてどのように信じられるのかを探求します。現実そのものが説得力をもってシミュレート可能となった現在、本展は「見ること」と「信じること」の関係を改めて問い直す機会となるでしょう。
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