「Co-Program Reframed: 飛光、飛光」

京都芸術センター
あと6日で開催

アーティスト

今宿未悠、中澤ふくみ、花形槙、安田伸裕、藤田一樹
「Co-program Reframed:飛光、飛光」は、京都芸術センターが実施している公募プログラム「Co-program」から派生した企画です。2025年度の募集において惜しくも採択とはならなかった企画を再編し紹介します。本展で取り上げる今宿未悠、中澤ふくみ+花形槙+安田伸裕、藤田一樹は、いずれも身体を起点とした表現に取り組むアーティストです。

詩と現代美術の領域で活動する今宿未悠は、日本初の人権宣言と言われる水平社宣言(1922)末尾の「人の世に熱あれ、人間に光あれ」という言葉を、人と人とのあいだに生じる両義性をはらんだエネルギーの授受として捉えました。本企画では、この考えを起点に親密な関係にある二人のための実践を制作し、新作《BURN PLAY》として発表します。

パフォーマンスアーティストの花形槙、アニメーション技法を用いるアーティスト中澤ふくみ、義肢装具士・義肢デザイナーの安田伸裕は、《Extra Limb Circuit /余剰肢回路》と題した共同実験を展開します。花形の身体をもとに中澤が新しい身体イメージをアニメーションとして制作し、そこから安田が実際に機能する「余剰肢」を作り、花形がその「余剰肢」を装着し、動かす訓練を実施。三人の創造性の循環を通じて「新しい身体像」を立ち上げることを試みます。

ダンサー・振付家である藤田一樹は、「社会との切断と接続を同時に求める身体」をモチーフとしたパフォーマンス《暫定的に分身》を発表します。藤田自身の不登校の経験をもとにパリと東京での制作・上演を経た本作を、京都では3週間という期間の中でリクリエーションし、その過程そのものを開いていくことを試みます。

生きている限り、私たちは、自らの肉体から逃れることはできません。「飛光飛光」と、瞬く間に過ぎ去る時を飛んでいく光に譬え、人間の肉体の儚さをうたった唐代の詩人・李賀の詩にも似て、肉体からの「逃れられなさ」に真っ向から向き合いながら、まだ見ぬはるか彼方を眼差すアーティストたち。それぞれの表現を通じて、欠如や過剰を抱え、決して必要十分にはならない「私」という存在を起点に、社会や世界とのつながりを模索し続ける手立てについて思いを馳せる機会となれば幸いです。

[関連イベント]
1. 藤田一樹パフォーマンス
日時: 2026年8月15日、8月16日、8月21日、8月22日16:00〜
登壇者: 藤田一樹
会場: 京都芸術センター・ミーティングルーム2
料金: 1000円(要事前申込み)
2. Extra Limb Circuit / 余剰肢回路パフォーマンス
日時: 2026年8月1日、8月22日14:00〜17:00
3. 今宿未悠《BURN PLAY》 オンライントーク
日時: 2026年8月15日13:00〜15:00
登壇者: 今宿未悠、河原梓水、百瀬文(要事前申込み)
4. アーティストトーク
日時: 2026年8月23日13:00〜15:00
登壇者: 今宿未悠、中澤ふくみ+花形槙+安田伸裕、藤田一樹
会場: 京都芸術センター大広間(西館2階)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2026年8月1日(土)〜2026年8月23日(日)

開館情報

時間
10:0020:00
入場料無料
展覧会URLhttps://www.kac.or.jp/events/260625/
会場京都芸術センター
https://www.kac.or.jp/
住所〒604-8156 京都府京都市中京区山伏山町546-2
アクセス地下鉄烏丸線四条駅22番出口より徒歩5分、阪急線烏丸駅22番出口より徒歩5分
電話番号075-213-1000
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