「収蔵コレクション展『春になれば』」

長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
3月22日終了
今年の夏は、異常な暑さでした。全国的に35度以上の酷暑が続き、各地で線状降水帯による豪雨の被害も多くみられました。一説によると、日本はそのうち、四季が無くなり、夏と冬だけの二季になるとの見解も出ているようです。四季が織り成す美しい風景を、芸術家たちは様々な作品に残すことで自然への畏敬の念を表現してきました。あたりまえの移ろいが、実はこんなにも脆く壊れやすいものであったとは考えもしなかったことでしょう。これら異常気象はもはや日本だけではなく、地球全体の大きな問題となっています。今こそ人類の叡智をもってして、なんとかくい止めたいものです。

今回の収蔵コレクション展「春になれば」では、当館の収蔵作品の中から、桜を描いた銘品の数々を展示いたします。日本の三大桜のひとつである福島県三春の滝桜を描いた三栖右嗣「爛漫」500号をはじめ、京都の円山公園の枝垂れ桜をモチーフにした加山又造「月朧」「春宵」、巧みな写実で表現された川島未雷「春景・弘前」「桜静 井の頭公園」など、日本の美しい春を彩る作品が、皆さまをお迎えします。また、ガラス工芸家・藤田喬平のオブジェや飾筥シリーズをご紹介いたします。イタリアと日本の伝統美が融合した繊細でいて力強いガラス作品をご堪能ください。

春は成長と再生を意味します。収蔵コレクション展「春になれば」が、ご来館の皆さんの心のビタミン剤になってくだされば幸いです。

スケジュール

開催中

2025年12月6日(土)〜2026年3月22日(日)あと96日

開館情報

時間
10:0017:30
休館日
月曜日
1月12日、2月23日は開館
12月29日~1月5日、1月13日、2月24日は休館
入場料一般 900円、65歳以上 800円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 400円
展覧会URLhttps://www.hasegawamachiko.jp/art-now/4934/
会場長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
https://www.hasegawamachiko.jp/
住所〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1-30-6
アクセス東急田園都市線桜新町駅西口より徒歩7分
電話番号03-3701-8766

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