TIGER MOUNTAIN(タイガーマウンテン)TIGER MOUNTAINギャラリーでは、2026年2月4日(水)から3月1日(日)まで、グラフィックデザイナー・加納大輔の個展「Egg Chain Drips」を開催します。
雑誌『NEUTRAL COLORS』やデザインジャーナル『Ilmm』をはじめ、ブックデザインや展覧会広報物など、芸術・文化領域を中心に数多くの仕事を手がけてきた加納大輔。単なるブックデザインにとどまらず、取材や印刷なども含め、本づくりのプロセスそのものにデザインとしてどのように関与できるかを追求してきました。本展では、これまでの仕事のなかで用いてきた用紙、印刷、書体、判型といったグラフィックデザインの「フォーマット」を、加納自身の別の仕事へと転用する試みを通して、「グラフィックデザインは何を伝え、どのように働くのか」という根源的な問いを浮かび上がらせます。
展示空間には、そうした転用のプロセスから生まれた印刷物を中心に構成された制作物が並びます。ひとつひとつは異なる文脈をもちながら、それらが互いを「他者」として参照し合うことで、共通の資材や形式を前提とするグラフィックデザインの公共性、さらには意図と結果のあいだに生じる判断の恣意性や処理の断層を浮かび上がらせます。
また、加納があらたに立ち上げた出版レーベルMeianより、本展と同名の『Egg Chain Drips』、「グラフィックデザインを捉え直す活動であり、レーベルのステートメントでもある」と加納自身が語る『Meian』の2冊を会場にて先行販売します。
本のなかに白紙を差し挟む判断さえ、ひとつのグラフィックデザインである──
展覧会と出版物を通して、グラフィックデザインが果たす作用を明らかにする試みを、ぜひ会場にてご覧ください。
まだコメントはありません