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高橋大輔 「アシャン」

Art Center Ongoing
終了しました

アーティスト

高橋大輔
この度、Art Center Ongoingでは、画家・高橋大輔の個展「アシャン」を開催します。高橋は1980年埼玉県生まれ、東京造形⼤学造形学部を2005年に卒業後、ペインターとして活動しています。近年では、αM「『約束の凝集』vol.5 RELAXIN’」やANOMALY「絵画をやる-ひるがえって明るい」など、デビュー当初から高橋の代名詞であった油絵の具を厚塗りした立体的な絵画表現から、実験的な絵画表現を模索しています。
今回の個展では、高橋がコンビニで出会った一人の人物「アシャンさん」へのイメージを油絵に変換させていく一連の試みが展開されています。これまでの高橋の絵画作品は「モノの現実」が意識されており、具体的なモチーフを作り上げるような筆の動きや色彩の重なりがキャンバス上で行われていました。本展「アシャン」では一度そこから離れ、高橋の意識がモノからイメージへと変化したさまを感じとれる作品群となっています。
数回言葉を交わしただけの、ほとんど知らないはずのアシャンさんに、高橋は信頼のような好感のような友情とも言えるような、心地よい感情を抱きました。その温かく、けれど少し距離のあるイメージをそのまま描きたいという衝動から、ブルーとホワイトのカラーが立ちあがったといいます。リズムを奏でているようにも見える線の扱い方は油絵に移す以前のドローイングにも現れており、高橋曰く「リアリティを感じたドローイングをタブローに落としこんでいる」とのこと。そうした行為から、「描くことでアシャンさんを理解することはできないけれど、わからないまま表したい」という高橋の画家としてのポリシーを伺うことができます。
本展示では、ブルーとホワイトの「アシャン」シリーズのほかに、オレンジを基調にしたシリーズ「パートナー」を出品しています。本シリーズは地元のお祭りの夜に、アシャンさんとそのパートナーと思しき女性が歩いている光景から着想を得たのだといいます。彼女の履いていた鮮やかな靴の色が印象に残ったと語る高橋は、その靴の暖色が今までに描いていた「アシャン」シリーズと反対色になっていることに気がつき、偶然の出会いや発見を楽しみながら絵画に向き合っていくことになりました。
「アシャン」と「パートナー」というふたつのシリーズが存在し合う本展の会場で高橋の感じた“イメージ”を、そのまま受け取るような鑑賞体験をぜひこの機会にお楽しみください。

[関連イベント]
1. 夏の感謝day
日時: 8月31日(木)16:00
上映: 山田洋次『学校』(1993年、128分)
料金: 無料(アイスキャンディー付き)
2. 1日相談員
日時: 9月8日(金)16:00-21:00
料金: 1000円(1Drink+入場料)*予約推奨
3. オンゴーイングスクール
日時: 9月10日(日)15:00
料金: 1000円(お好きなケーキ+1Drink+入場料)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2023年8月23日(水)〜2023年9月10日(日)

開館情報

時間
12:0021:00
水曜日・木曜日・金曜日は16:00〜18:00休憩
休館日
月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2023年8月26日(土) 19:00 から 21:00 まで

1000円(軽食+1Drink+入場料)

入場料400円(セレクトティー付き)
展覧会URLhttps://www.ongoing.jp/current/ashan/
会場Art Center Ongoing
http://www.ongoing.jp/
住所〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7
アクセスJR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩9分
電話番号0422-26-8454
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