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エリザベス・オギルビー + ロバート・ペイジ「INTO THE OCEANIC | CONVERSATION WITH OUR OCEAN」

Art Spot Korin

終了しました

アーティスト

エリザベス・オギルビー、ロバート・ペイジ

これは希望を生み出すプロジェクトです。このプロジェクトの核となる見識は、海が気候危機への解決策を秘めているという事です。ケルプの森はプランクトンと共に、地球上の有機物の約半分を占め、地球上の酸素の約半分を生産しています。海草は熱帯雨林の最大35倍の炭素を貯蔵することができ、塩性湿地は陸生森林の約50倍の炭素を貯蔵します。これらの海洋ベースの炭素隔離生態系は総称してブルーカーボンと呼ばれています。この自然科学は世界に大きなプラスの変化をもたらす可能性を秘めていますが、その可能性を人々が知らなければ、行動を起こしたり、私たちが本当に大切にしているものを問いかけたりしようという意欲はほとんど生まれません。芸術は、その性質上、主体性と包摂性を促進し、複雑な文化的・哲学的概念を伝える上で非常に役立ちます。気候変動の緊急課題に対処するには学際的な研究が不可欠であり、この点において気候科学はポストノーマルサイエンスと言えるでしょう。必要とされる学際的研究のレベルは、海洋学者と気象学者、物理学者、数学者、気候学者の間の従来の協力をはるかに超えています。アーティストやあらゆる創造的思考を持つ人々は、この対話に参加する必要があります。なぜなら、互いの既存のシステムに新しい思考様式を導入する能力、そしてこの協力的な破壊から生まれるイノベーションを伝えることを通し、前向きな変化が起こり得るのです。
*ケルプ（コンブなどの大型褐藻類）

スケジュール

2025年5月27日(火)〜2025年6月8日(日)