Osaka Metro 本町ビルアーティスト
大江正彦、かつのぶ、勝山直斗、齊藤彩、高田マル、中根恭子、平田安弘、松本国三、森本絵利
高度情報化社会が進む現代、私たちはパソコンやスマートフォンの中に存在するAIを相手に物事を進める機会が増えました。しかし、人間は本来、周囲との関わりの中で経験を重ね、感覚や知恵を育み、生きる力を身につけてきました。
言語によるコミュニケーションが難しくとも、造形的な表現を通じて自己を発露し、言葉では表しにくい事物を伝え、感覚を提示する人々がいます。何かに制限があるからこそ予想もしない発展を遂げ、没頭しつづけてきた時間が裏付けとなって、作者たちは唯一無二の表現を結晶させます。
そうして生まれた表現や作品は、しばしば日々の営みと深く結びついており、家庭環境や学校生活の経験、身近な動植物や素材、あるいは人との関わり―それらが表現の背景に静かに息づいています。かたちに留まりにくい表現は、他者に受けとめられることで初めて世に知られることも多く、その過程自体にも関わりを強く感じるでしょう。
本展では、「学びのかたち」「記しと気づき」「感じるものたち」という3つのキーワードを手がかりに、学びの基礎から生まれた唯一無二の造形群、かたちが留まりにくい表現の記録、そして感性に導かれ描かれた作品群を紹介いたします。
作品と静かに向き合い、その背景に思いを馳せ、想像力を巡らせること―それは、鑑賞者自身の中に眠っていた記憶や感覚を呼び覚まし、世界を新たな角度から見つめ直す契機となるでしょう。本展を通じて、現代社会においていっそう重要性を増す「感性」や「人と人、そして周囲との関わり」について、同じ時代を生きる皆さまと共に思索を深める場となることを願っています。
[関連イベント]
即興音楽ワークショップ
日時: 1月24日(土) 10:00〜11:00
ゲスト: 鈴木潤 (鍵盤プレイヤー、作曲家)
定員: 15名(事前申込制・先着順)
参加対象: 3歳以上どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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