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「ふぁんファン・ふぁん・Fun ~扇子いいね」

嵯峨嵐山文華館
終了しました

アーティスト

池大雅、中村芳中、幸野楳嶺、竹内栖鳳、鏑木清方、伊東深水、上村松園、山元春挙、菊池契月、西村五雲、小林古径、土田麦僊、伊藤小坡
日本では飛鳥時代(592〜710)に、中国より伝来した「団扇(うちわ)」。涼をとるほか、虫や悪気を払う道具として使われてきました。一方、平安時代(794〜1185)に団扇を畳んで持ち運べるように改良してつくられたのが「扇子(せんす)」。後に神事の道具や貴族階級の装身具となり、茶道や舞に用いる小道具としても重宝されてきました。それらの扇には美しい絵が描かれ、人々の目を楽しませました。高貴な身分の者が備えた品格や女性らしさなどを表現するモチーフとして、しばしば絵画の中にも登場します。

道具としての需要は昔より減ったものの、扇は今でも日常で接する身近なアートであり、時に広告メディアとしての役割を担うこともあります。また将棋や囲碁においては、棋士が揮毫する色紙としての役割を果たしていることをご存じの方も多いことでしょう。
本展覧会では、京扇子の老舗「白竹堂」ご協力のもと、近世から現代にかけてつくられた様々な扇や、扇・団扇が描かれた日本画を展示します。末広がりな形からおめでたいとされる扇面の世界をご堪能ください。

第1章では、まず日本画の中に扇子が描かれた作品が並びます。次に、近代の有名画家が手がけた扇面や企業広告として使われた扇面などを展示。さらに、伝統工芸品である京扇子がどのような工程で出来上がるのかをご紹介いたします。

第2章は、近代を代表する画家によって描かれた、扇子を携えた美人画の数々から始まります。続いて、夏の風物詩である団扇に描かれた、明治から昭和に活躍した京都画壇12名による初公開の《京都画名家団扇十二幅対》を展示いたします。

第3章では、著名な書家や画家が揮毫する、いわばサイン色紙のような役割を担った扇を陳列いたします。近世の有名画家によって旅の道中で描かれた扇子から、現代のイラストレーター・天野喜孝や将棋界を代表する藤井聡太竜王や羽生善治九段など、各界の著名人による様々な扇面をお楽しみください。

前期: 7月14日(金)~8月28日(月)
後期: 8月30日(水)~10月9日(月・祝)

スケジュール

2023年7月14日(金)〜2023年10月9日(月)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
8月29日は休館
入場料一般・大学生 1000円、高校生 600円、中学生・小学生 400円、障害者手帳提示と付き添い1名 600円
展覧会URLhttps://www.samac.jp/exhibition/detail.php?id=28
会場嵯峨嵐山文華館
https://www.samac.jp/
住所〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
アクセス嵐電(京福電鉄)嵐山本線嵐山駅より徒歩5分、阪急線嵐山駅より徒歩13分、JR山陰本線(嵯峨野線)嵯峨嵐山駅より徒歩14分
電話番号075-882-1111
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