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[画像: 舟越桂 《ドローイング》 鉛筆,木炭,インク,紙 83.0 x 65.0cm 1987 photo: 若林亮二]

「収蔵品展075 彫刻家の素描・版画」

東京オペラシティ アートギャラリー
終了しました
今展では、寺田コレクションの中から、彫刻家が手がけた素描や版画といった平面作品を紹介する。にくづけする(塑像)、あるいは削る(彫像)といった作業を通して空間に形を生み出す彫刻家にとって、平面作品はどのような意味を持っているのだろうか。
三次元の対象を二次元のイメージとして捉える画家に対して、彫刻家は三次元を三次元のかたまりのままで捉えようとする。その視線は、対象と距離をとり、一点透視図法的に眺めてその形態を把握するのではなく、物体の量感をたしかめながら触覚性を伴って対象を把握しようとするものだといえる。佐藤忠良は舟越保武との対談の中で「最も素朴な意味で彫刻が絵と違うところは、彫刻が質抵抗の触覚の芸術だということだと思うんだ。自分の思いを石とか木、土に託して彫ったり刻んだりするんだから、まさに触覚の芸術だよね」[*1]と語っている。このような彫刻家のまなざしは、平面作品においても独自の魅力を放っている。
彫刻家の素描・版画は、彫刻作品の副次的な産物としてだけではなく、一つの完成された表現世界を確立しているといえる。彫刻家が、対象を把握し、自身のイメージを定着させようと描く素描には、作家の意図や制作プロセス、モデルの内面性や心情を掴み取るための試行錯誤や、純粋なフォルムへの関心が表れている。あるいは、対象と空間との関係性や形態に対する作家の思考の痕跡としてのコンセプト・ドローイングの役割を果たしている場合もあるだろう。彫刻家が紙の上に展開する線や形、その造形的な魅力を楽しんでいただきたい。
[*1]佐藤忠良、舟越保武『対談 彫刻家の眼』講談社、1983年、p.96

スケジュール

2023年1月18日(水)〜2023年3月26日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
2月12日は休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 800円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=284
会場東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/
住所〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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