岩手県立美術館昭和の「キャバレー王」として知られた福富太郎(ふくとみ・たろう/1931-2018)は、戦後の高度経済成長とともに全国にキャバレーを展開し、実業家として成功をおさめました。また、テレビやラジオ番組に出演し、その軽妙でユーモアあふれる語り口が人気を博し、キャバレー太郎の異名をとりました。
その一方で彼は美術品蒐集にも熱中し、著名な作家に限らず未評価の画家であっても、自らの感性に合えば求め、他とは一線を画す「福富コレクション」を築いていきます。さらに彼は、資料や情報をもとに作品への理解を深め、著述や講演を通して、自らの蒐集品を広く紹介しました。
本展では、蒐集のきっかけとなった日本画家の鏑木清方(かぶらき・きよかた)を代表とする美人画をはじめ、明治の洋画黎明期から戦争画にいたるまで、彼がこよなく愛した絵画80点余りをご覧いただきます。生前の福富と親交のあった美術史家・山下裕二氏の監修により、福富のコレクターとしての審美眼に焦点を当てながら、コレクションの全体像を明らかにしていく初の展覧会です。
[関連イベント]
1. 講演会「戦後最高のコレクター・福富太郎と私」
講師: 山下裕二氏[本展監修者、美術史家、明治学院大学教授]
日時: 2022年10月2日(日) 14:00-15:30
場所: ホール
定員: 100名(事前申込)
2. 講演会2「福富太郎の眼 コレクション形成の背景と出品作」
講師: 田中晴子氏[東京ステーションギャラリー学芸室長]
日時: 2022年10月10日(月・祝) 14:00-15:30
場所: ホール
定員: 100名
3. ワークショップ「日本画制作の楽しみ-岩絵具で描くアニマル」
講師: 佐藤佑氏[日本画家]
日時: 2022年10月22日(土) 10:00-15:00
場所: ホール
定員: 100名(事前申込)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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