太宰府天満宮宝満山が国の史跡に指定され、この秋に10年となる節目を記念し、企画展「Full of Treasure Mountain」を開催いたします。
太宰府市と筑紫野市の境に聳(そび)え、年間約10万人の登山者が訪れる宝満山は、古くから信仰を集めてきた霊山です。天智天皇の頃、大宰府政庁の鬼門除けのために八百万神(やおよろずのかみ)を祀ったことが神祭の始まりと伝わっています。大宰府鎮護や国家繁栄のための祭祀、その後は修験道の山伏による加持祈祷など、今日まで1360年という長い歴史の中で様々な祈りが捧げられてきました。
本展では、宝満山の史跡や考古遺物に造詣が深い故・小西信二氏によって山中より採取された祭祀遺物や、かつて竈門神社を守護した獅子・狛犬、雨乞い祈祷の水鏡などの信仰遺品をはじめ、現代の作家による写真作品など、幅広い時代の品々を展示いたします。人々の祈り、神への感謝、そして豊かな自然といった多様な「宝」満つる山の寛容さ、魅力を感じていただける機会となれば幸いです。
宝満山が、素晴らしい山容のまま、これからも人々の安らぎの場となっていくことを願ってやみません。
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