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Funny Dress-up Lab 「How do you gaze at the wall in front of you?」

CENTER/EDO
終了しました

アーティスト

Funny Dress-up Lab
ミニ四駆のドレスアップステッカーやパーツを用いて作品制作を行うアーティスト、Funny Dress-up Lab の個展『How do you gaze at the wall in front of you?』を、東京・八丁堀CENTER/EDO(10/13-10/28)と香川・高松CENTER/SANUKI(11/11-12/18)の二会場において開催いたします。

千葉出身、現在は京都を拠点に活動するFunny Dress-up Lab。本来、ミニ四駆をドレスアップするために生産、販売されていたドレスアップステッカーが持つ色彩、独特な形状、版ズレ、そしてデッドストックであるということ。「世の中にあるドレスアップステッカーを使い切った時、制作は終わりを迎える」と掲げているように、有限であるからこその魅惑がそこにはあります。国内のさまざまな土地に赴いては、昔ながらの店舗に眠るデッドストックのドレスアップステッカーを発掘すると同時に、その地域の人々と交流するという行為も、制作の一貫として取り組み続けています。

作家自身、ミニ四駆自体には亡き父との思い出も宿っていると言い、それはまた、特定の世代の人たちにとっての共通体験でもあるでしょう。なお、ミニ四駆の発売は1982年。現在は第3次ブームとして活況を呈しています。ドレスアップステッカーというノスタルジックかつ大衆的な素材を用いながら、さまざまな実験を繰り返すなかで生み出されるFunny Dress-up Labの作品は、現在における記憶の在り方/捉え方というものを意識させます。記憶/過去は時として変容していくものである、ということを思い出させます。

本展で作家は、現代社会を覆う“分断”という見えない壁の存在と対峙、実在の壁を想起させるコンクリートにドレスアップステッカーのコラージュを施した新作群を発表いたします。「得た情報を鵜呑みにして思考を停止するのではなく、興味を持って深掘りすることで目の前にある壁の見え方や捉え方に変化が生じるのではないか」と語るように、壁との、人との対話を通して、個々の記憶へと分け入り、接続と変容を試みます。その行為を作家は「記憶による抗い」とも言います。

合わせて、貝印のグルーミングツールブランドAUGERとのコラボレートにより制作したアートピースも両会場で展示。作家のシグネチャーとも言えるMask Seriesの大型作品が披露されます。

スケジュール

2023年10月13日(金)〜2023年10月28日(土)

開館情報

時間
13:0018:00
休館日
日曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://center.degico.jp/fxdul_how-do-you-gaze-at-the-wall.html
会場CENTER/EDO
https://www.instagram.com/center_edo/
住所〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-21-12
アクセスJR京葉線・東京メトロ日比谷線八丁堀駅A5b出口より徒歩1分、都営浅草線宝町駅A8出口より徒歩6分
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